月乃は幸次の腕の中で荒い息をしていた。
激しく逝ったために下腹がビクン、ビクンとしている。
蹂躙されて形が崩れた花弁から精液がドロリと流れ出てきた。
「月乃さん、すごい乱れるんですね」
「だって、あんなにされたら・・」
言いかけた月乃の唇を幸次がふさいで舌を入れる。
「んんん、ふんんん、、、」
膣がまだ収縮を繰り返しているときにディープキスされて月乃が喘ぐ。
月乃は48歳の日本画家である。
幸次は芸術とは縁のない若い物理学者、31歳である。
月乃は夫のある身、つまり人妻だが政府からの指名で夫も承知のうえで一ヶ月ほど前に入所した。
夫公認で妊娠させられに来たわけである。
幸次は独身であり恋人もいないフリーの身である。
月乃は若い男性入所者から秘かに人気がある。
日本画家らしい落ち着いた佇まいと冷たいくらいに美しい容貌、白い滑らかな肌と細身の身体つき。
入所以来わずか一ヶ月ですでに10人近い若い男達に身体を許した。
晩生で男性経験は夫を含めても3人しかいなかった月乃にとっては大変な一ヶ月であった。
そして今夜幸次に抱かれて生まれて今まで経験したことのない絶頂に追い上げられた。
月乃は周期が排卵の終盤であった。
(こんなに注がれたら妊娠するかも)
そんな風に思いながら幸次と舌を絡めあっていると、ドアの開く音がした。
(え??)と思う間もなくベッドルームのドアが開き、洋平が入ってくる。
「え、何?なんで?」月乃は必死で布団を手繰り寄せて肌を隠す。
「洋平が誰かに抱かれたばかりの月乃さんとセックスしたいって言うんですよ」
「そ、そんな何勝手なこと言ってるの、いやよ私」
「月乃さん、一晩で若い男を二人も楽しめるなんてそうそうないですよ」
洋平はそんなことを言いながら早くもティーシャツと短パンを脱いでベッドに入ってきた。
「幸次、優香さんお待ちかねだよ、早く行きな」
「呆れた奴だよな、ほんと」などと言いながら幸次はティーシャツと短パンを身に着けて出て行ってしまった。
洋平は一週間前に月乃を抱いた。
物静かな月乃が切な気な泣き声を漏らしながら乱れ逝く様に心を奪われた。
洋平も幸次と同じ31歳である。
洋平は17歳上の月乃にひどく欲情した。
(この女が恥ずかしがるシチュエーションで抱いてみたい)そう思った洋平が声をかけたのが幸次であった。
洋平と幸次がそれぞれの部屋で女を抱き、セックスが終わるタイミングを合わせて射精されたばかりの女を交換する。
女はつい今しがた射精された精液を秘所から垂れ流す状態で別の男に組み伏せられて、再びセックスされる。
ベッドにも身体にもたった今まで弄ばれていた痕跡を色濃く残したまま抱かれる恥ずかしさに乱れて、余計に深く気を遣ることになる女。
洋平は今夜は月乃を楽しみつくす気でいる。
そしてできれば、この47歳の妖艶な日本画家を孕ませてやるつもりである。
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