施設は優秀な子供たちを産むためのいわば工場のようなものであり、集められた男女は原材料とでも言うべき存在である。
しかし原材料にも心はあり、誰とでもセックス出来る特権を与えられながらもやはり恋は芽生える。
麻紀は夕食後圭を部屋に誘った。
こうして互いの部屋で夜を過ごすのは何回目か。
間もなく麻紀の排卵日がやってくる。
麻紀はもうすぐ50歳、妊娠し出産すれば再び施設で受精するために過ごすことはない。
圭は17歳になったばかり。
まだまだ何度でもここの女性たちを孕ませることが出来る。
「来週くらいなんだ、排卵」
「僕、排卵日の間は麻紀さんを抱かない」
「でも、そうしたら私別の人に妊娠させらうちゃうかもしれないのよ」
「僕、排卵日の間中ずっと麻紀さんと一緒にいる。でも抱かない」
「だめよ圭君、私を妊娠させて。あなたの精子を私のお腹の中に欲しいの。そうしたら二人の赤ちゃんが生まれるのよ」
「赤ちゃんを産んだら麻紀さんここからいなくなっちゃうでしょ。ずっと一緒にいたい。麻紀さんを妻にしたい」
「そんな無理言わないで。私、夫もいるし」
歳が離れすぎている二人は、普通のカップル以上に愛を深めていた。
圭は麻紀をベッドに押し倒して抱き締めた。
「麻紀さん、、、」
「ごめんね、圭君」
二人は深く口づけて舌を切なく絡めあう。
想いのこもった口づけで互いに愛を伝え、互いの唾をすすりあう。
「圭君、シャワー浴びてくるね」
「だめ、今夜はこのままの麻紀さんを抱きます」
「だめ、汚れているから」
「麻紀さんのならどこも汚くなんかないです」
「お願い、すぐに戻ってくるから、洗わないと恥ずかしいの」
圭は服の上から麻紀の胸を揉み、耳に舌を這わせた。
「アッ、ね、だめ」
耳に息を吹き込まれて麻紀が身悶える。
「麻紀さんの匂い、、、」
「いや」
圭は麻紀のプルオーバーを脱がせて、万歳の形になった麻紀の両手首をそのまま押さえた。
「あ、圭君、やめて」麻紀は圭がしようとしていることに気付いてうろたえた。
圭は麻紀の腋に鼻をつけるようにして匂いを嗅ぐ。
ツンとする汗臭に混じって麻紀の甘い体臭が匂う。
「だめよ、恥ずかしいから、いや」
身悶えると麻紀の柔らかい腋が圭の唇に当たり、ザラッとした剃り跡が感じられる。
圭は舌を出してそっと舐めた。
「んんんんっ、あん、恥ずかしい・・」
僅かに汗の塩味がある。あきらかに麻紀は体温を上げて、身体の匂いを強くし始めていた。
「麻紀さんの匂い、大好きです、ずっと嗅いでいたい」
「圭君の意地悪・・」
圭は麻紀の両腋をかわるがわる舐めながら、背中に手を回してブラのホックを外した。
麻紀も脱がされるとわかったが、もう抵抗はしない。
(ああ、シャワーまだなのに、、恥ずかしい、でも、、嬉しい)
麻紀は強い羞恥を感じながらも、汚れたままの麻紀の身体を愛してくれる圭を嬉しく感じていた。
麻紀はブラを外された。
胸を愛されると思った。
しかし圭はそのままスカートのサイドのホックを外してファスナーを下ろした。
そして麻紀はスカートを下ろされ、パンティだけの姿にされてしまった。
圭が上からじっと麻紀の身体を見ている。
「圭君、、恥ずかしい、そんな風に見ないで」
「麻紀さんの身体、目に焼き付けたい」
「まだお別れじゃないよ、私達」
「麻紀さん、好きです、大好きです、どうしていいか分からないくらい大好きです」
麻紀は涙が出そうだった。
「私も好きよ、圭君が大好き。一生で一番誰よりも大好き」
抱き締めあって口づけした。
強く滅茶苦茶に唇を押し付け合い、舌を強く深く絡め、唾液を飲ませあった。
圭は一秒でももどかしいかのように着ているものをすべて脱いだ。
麻紀のパンティの上から土手に鼻を押し当て強く匂いを吸い込み、そのままパンティを引き下ろした。
(洗っていないところ、、嗅いでくれるの・・?)
圭はそのまま麻紀の太ももを押し開いた。
一日の汚れが蒸れた腐臭、小水のきついアンモニア臭、そして麻紀の圭への愛の匂い。
それらが入り混じって強く圭の鼻腔を刺激した。
普通にいえばすごく臭い匂いなのに、麻紀が圭に嗅いでもらう匂いと思うと、圭には愛の匂いとしか思えなかった。
色が濃く分厚くはみ出ている陰唇からヌメリの雫がこぼれた。
圭はそのまま太ももを押し上げると、麻紀の肛門がはっきりと見えた。
強い肛門臭が匂い立った。
それらはあたかも「圭君、あなただけに嗅いでもらう麻紀の恥ずかしい匂いなの。いっぱい愛して」と言っているようだった。
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