ープレーヤーサイドー
ええ・・・どう言う事・・・僕と外に行くって・・・。
ゲームの中のアバター同士の話を機械を通して聞いている感じ・・・。
こっちも喋ったらあっちに伝わるのかな・・・そう思った瞬間に意識はゲームの中に取り込まれた。
は、ここは・・・確か・・・
『カズキくんよく来てくれたわね、私はチサト歓迎するわ・・・来てくれったて事は一緒に行ってくれるって
事でいいんだよね・・・今あなたの事をスキャニングしてゲームに取り込んだの、外にもあなたがいるけど
そのコピーみたいな物ね、誘っておいて申し訳ないけど私もこの先は判らない・・・ただここに居るだけじゃ
面白くないでしょ・・・パラメーター変更して武器を準備しなきゃ・・・』
『あ、チサトさん・・・もし良かったら最初に僕の友達の所に寄りたいんだ、ミリオタのゲームオタだけど
きっと力になってくれる、同じゲームしているはずだから行けないかな?』
『そう言う事なら行ってみても良いかも、でも上手く行くかは判らないよ・・・』
『それこそ冒険じゃねえ?・・・』
『そうね・・・時間も勿体無いし行ってみるしかないわよね・・・』
僕は以前から、このミリオタな友達 「ケンジ」とはチャットで進捗状況などを交換していた。
何かひも付きに出来ないか外の分岐を探している。
『あった・・・これだ・・・』
やはりチャットの情報がひも付けされている、あとは取り敢えず出口付近に居るゾンビを倒して
ここを脱出するだけだ、チサトは自分のアバターを変化できる、今は武器のない彼女だが無言で
うつむいている・・・パラメーターを上げている様だ。
チサトの腰の辺りに、閃光が走ったと思えば日本刀が一振り現れた、いかにも実践向きの武器だ
そして、太腿にホルスターとマガジンポーチ迄・・・。
『チサトさんすげえ・・・それで・・・僕のは無いの・・・』
『ああ、ちょっと待ってて・・・ゾンビ一体倒せばパラメーターが上がるの、もう少し貯めれば
あなたの分も作れそう・・・』
そう言って扉を開いた・・・
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