親子三人が居る場所とは
ここはとても美しい自然に恵まれた場所である。そして美しい川も流れている。親子三人にとってはピクニックを十分に楽しめる最高な場所でもある。そして向こうには高い岩がある。素士と彼の妻二人は最初からそんな所がある事に気付いていたのだ。そして素士は向こうの岩へと目を向けた時、あの時の夢の事を思い出していた。「ああ、向こうに見える岩が夢で見たのと似ているじゃないか。あの時、僕は夢を見たよな。夢の中で妻が高い岩を登っていた。そして僕も高い岩を登りながら後を追いかけていたし。」すると妻は息子に言った。「これからこの母ちゃんと二人でその高い岩に登ってみようか。」「そうだよね。なかなか面白そうだ。ねえ、行こうよ。母ちゃん、僕を早く向こうの高い岩へ連れて行ってよ。」「二人が本当にその向こうの岩へ登りたいなら、べつに構わないよ。でも気をつけてな。」ここから向こうの岩までそんなに距離はなかった。素士は二人に気をつけろと声をかけたけど、どうしても心配なので二人の後へついて行くことにしたのだ。
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