それからかほはしばらくの間、放心していた。浴槽の縁に両手をついて座り、目はどこを見るでもなくぼーっと空気を見つめていた。
全身から力が抜け、すっかり弛緩していた。
口は「はあーっ、はあーっ」と深呼吸をゆっくり繰り返し、足も開いたままである。白い二つの双球もすべて丸見えの状態となっている。
先ほどまで2本の指を銜えていた秘部からはコポこポと愛液が漏れ出していた。周りの黒い陰毛は愛液と汗で濡れそぼって纏わり、肌に引っ付いていた。
先ほどまでの妖しい情事が容易に連想される妖美な姿だった。
裕也は夢中になって情事を観察していたが、やがてかほは立ち上がった。
右手を伸ばし、掴んだのはシャワー。お湯を示す赤いラベルの付いた栓を捻るとシャワーのヘッドの穴からお湯が出始めた。
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