黒い茂みは秘部である二つのヒダを覆うように上部で少し大きな逆三角形を形作りながら生えていた。
雪原のように白い平地の肢体に黒く濃い小さな草原。そのギャップがよく映えていた。
裕也はかほと幼い頃に風呂を共にしたことがあり、眼前にいるかほの裸は久しぶりに見るものだった。
今年、かほが18歳になったこともあって裕也は彼女の大人びた身体つきに驚いていた。
裕也が小学校の時、中学生になったかほの身体はすでに服の上からでもわかるほど大人の身体つきになっていたが、一糸まとわぬ姿は衝撃的だった。
そしてそのかほは今、自身の蜜壺に右手の指を挿入していた。両端の小指と人差し指を横に広げて抑えにして、中に入れた中指と薬指を上下、時に前後にして細かく動かしていた。指の腹で内部に加減した刺激を与えているのだろう。
抽挿を繰り返す指の動きに合わせて、ピチャピチャと水気を帯びた音がしていた。
先ほど聞こえた音は、とろとろの蜜壺が指でかき回される音だったのだ。
そして、かほがそんな水音を出す行為をする理由。それは欲望を発散させるために己を慰める行為。
かほは夢中で快楽を貪っていた。蜜壺から淫らな音を奏でながら、背中まである長い黒髪を持つ美しい顔は俯きがちに目を伏せ、口を半開きにしてとろんと蕩けた表情をしていた。
「んんっ・・・んふうっ・・」
甘く、悩まし気に熱い吐息も漏らしていた。
胸の桃色の蕾もツンと上を向いていた。よほど興奮しているのだろう。
裕也もまた興奮していた。扉の前に立って覗き込んだいる裕也の股間のペニスは天を向かって反り立ち、血管を浮き上がらせていた。その姿はまるで甲羅から頭を長く出現させた巨大な亀のようだった。その亀には目も鼻もなかったが、鈴のような口と笠上の鰓があった。亀は自身の主の視界に入った女神の裸体によってその鎌首を擡げていた。
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