まったく めんしきの ないひとから れんらくがあった。
わたしの ふぁーむに きょうみを もってるそうだ。
わたしは そのひとに あう やくそくをした。
なんでも どれい・ちょうきょう まにあで みせたいものが あるという。
まちあわせばしょへ たのしみに むかう。
あいては すぐに わかった。
かふぇの そと てーぶるで はだかの おんなを つれている。
しかも その おんなは くびわをして よつんばに なっていた。
わたしは そのひとに こえを かけ たしかめた。
やはり そのひと ほんにんであった。
わたしは はこばれた こーひーを のみながら そのひとから
また わたしから じこしょうかいや これからのことを はなしあった。
わたしたちは どれが ほしいという てんで いっちしていた。
わたしは どっちかというと ぼくじょうのような ふぁーむを
はじめ おもいえがいたが、 それに いきづまっている。
めのまえにいる しんしぜんとした そのひとは まるで
くんれんされた いぬでも つれてるような めすの にんげん
いや これは にんげんではない。 やはり どうぶつである。 ぺっとである。
わたしは すぐに きょうみしんしんで はなしに ひきこまれた。
「どうですか? さんぽさせてみますか?」と
そのひとは わたしに たづねた。
わたしは うれしさと どう あつかってよいのか
わからず こたえあぐねていた。
おとこは たちあがり その めすに めいれいすると
めすは よつんばで あるきはじめる すたんばいした。
おとこが わたしに たづなを さしだす。
「だいじょうぶですよ。 ひっぱたりしませんから。」
わたしは つなを もらい それを てにした。
「つなで せなかを たたいてください」おとこは そういった。
どうやったら いいのか、 いわれたように つなを たわませ
その いきものの せなかを たたく。
すると その いきものは あるきはじめたのだ。
わたしは かんどうした。
これだ。 わたしが もとめてたのは これなのだ。
わたしの よろこぶ かおをみて、 おとこは にっこりと ほほえんだ。
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