ハルの口による愛撫は、いきなり性器にではなく、太股の付け根から徐々に内側へと侵攻していった。
女性の細かで複雑な外性器を、ハルの舌は隅々まで捉え、忘れられた部分は全くなかった。
いや、性器に至るまでに、ネムのお尻までもハルの舌は耕している。
「やっ!ハルちゃん、そこは..」
ネムの願いも、今のハルにはご主人様であるリオの命令より下位に過ぎない。
ハルはリオからの、
「ネムが俺の女となるのに、出来るだけ痛くないよう手助けせよ」
との命令に忠実だった。
30分後、ハルはベッドから降りた。
「ご主人様、よろしいかと思います。」
代わりにリオがネムに身体を重ねた。
もはや恍惚に近い快感を得てるにも関わらず、ネムは小さく呟いた。
「私、こわい..」
ハルはベッドの側に膝まづき、ネムの手を握った。
リオの身体がリズミカルに動き、それにつれてネムの「はあっ、はあっ、あうっ」とあえぎ声が漏れ、やがて「くっ!」と言う声と共にネムの身体が反ってから弛緩した。
どのくらい時間がたったのか、ネムは恍惚の夢ら覚めた。
「私、終わったんですか?」
「うん、可愛かったよ。奥様。」
「変なこと、口走ったりしませんでしたか?」
「そんなことはなかったよ。」
あっ、ハルちゃんは?
「ハルちゃん、どこ?」
「君が俺のを受け入れてから、外に出たよ。
呼ぼうか?」
「いえ、もう休んでるのを起こすなんて..」
「ハルは寝てなんかいないよ。
多分、この部屋の外の廊下だ。」
リオがベッドから下りてガウンを羽織り、寝室のドアを開けると、そこに裸のままのハルが膝まづいていた。
「ハル、終わったよ。」
リオの言葉にハルは、
「ご主人様、奥様、おめでとうございます。」
と言って頭を下げた。
「ハルちゃん、なぜ部屋の外に?
それに、なぜ、休んでないの?」
リオはちょっと考えたが、
「これがハルと言う子なんだよ。」
としか答えられなかった。
「ご主人様、お身体をお拭きしましょうか?」
「そうだね。先に奥様を頼む。」
「かしこまりました。」
ネムはベッドの上で全裸のまま、ハルから熱いタオルで身体を拭かれた。
ついさっきリオから受けた精と純潔が破られた血が混ざった部分。
ハルはネムにベッドに仰向けに寝てもらうと、その部分に再び自分の口を当てようとした。
ネムが抵抗しようとしたが、リオから
「これが、ハルなんだ。君もそれを受け入れなさい。」
と珍しく厳しい口調で言われた。
ネムとリオの股間を口で清めると、口の周囲に着いた血をタオルで拭き取り、ハルは再び床に膝まづいた。
「ご主人様、奥様、他にご用意は?」
「うん、無いよ。ハル、ありがとう。」
そう言ったリオの表情は、限りなく優しかった。
翌朝6時、再びリオに挑まれたネムは、初めて?一人でリオを受け入れた。
終わって今度は自分でティッシュを当てた瞬間、寝室のドアがノックされた。
「おはようございます。お風呂、涌いてます。」
その口調は、ネムがいつも職場で聞いてる明るくて可愛い少女、ハルのものになっていた。
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