ハルの指がネムのブラを外した時、ネムは初めて両手で胸を押さえて隠そうとした。
「奥様、だめだすよ..。ご自分の旦那様にお見せしなければ...」
ずっと年下のハルが、まるでお姉さんのように言うと、ネムの手首をそっと下ろさせた。
「だめよ、ハルちゃん..。私、恥ずかしくて..」
再び隠そうとするネムの手首を、ハルはネムの背中の方へと導く。
強い力が掛かってるわけではないのに、ネムはハルに逆らえず、両手を背中に回され胸を露にされた。
「ご主人様、奥様、お美しいですよね。」
ハルの言葉に、リオが深く頷く。
ネムはこんなに女として恥ずかしい気持ちになったことはなかった。
小さな声でハルに囁いた。
「ハルちゃん、私、もうだめ..。
恥ずかしくて、とても耐えきれない..」
ハルはそっと微笑みながら言った。
「大丈夫ですよ。乳首、ちゃんと硬くなってるじゃないですか。」
私の乳首、勃起してるの?
それを、あの人から見られてるの?
こんないやらしい姿を...。
その羞恥がネムの興奮を高めていく。
息が荒くなったのは自分でも分かる。
「ご主人様、よろしいでしょうか?」
ハルはネムの最後の一枚、ショーツに手を掛けてリオに尋ねた。
だ、だめ。それは、まだ..。
やめてと言いたいのに、ネムは言葉が出なかった。
ハルの手はショーツに掛かっていて、もうネムの手首を押さえてはいないのに、ネムは催眠術に掛かったように、両手を背中で交差させたままだった。
ハルはネムの後ろから、そっとネムのショーツを下ろした。
ショーツは、アンダーヘアが生えた丘の膨らみで、ちょっと引っ掛かるように止まったが、ショーツのバック部分がお尻から抜かれたら、次にヘアの部分も晒されてしまった。
ショーツは足元まで下げられ、ネムは自然に、ハルが両足を抜きやすいように、片方づつ足を上げた。
ネムはリオの前で全裸を晒しながら、これからどうすれば良いのか分からなかった。
普通、どうするものなの?
男性がリードしてくれるの?
それとも、私から近づいて..?
その不安を読んだように、ハルがネムの片手を取って、リオの方へと誘った。
ネムがリオの両手で抱かれると、ハルはリオに尋ねた。
「お手伝いは..?」
リオは直ぐには答えず、ネムの方に聞いた。
「まだ、恐いかい?」
ネムはなんて言えばいいのか分からないままに、自分の心を素直に口に出した。
「ええ、まだ、ちょっと..」
「では、痛みを感じにくくハルにしてもらおう。」
リオの言葉に、
「かしこまりました。
奥様、失礼いたします。」
と言うと、ハルはそっとネムの両足の間に座り込んだ。
えっ、何?
ハルちゃん、私のそこ..、口で...?
百合同士の交歓には、そのような方法があるのを知っていた。
でも、私がこれからハルちゃんのご主人様を奪っちゃうのに...!
ネムの太股の付け根にハルの舌が触った。
ああ、こんなことだったら、さっきお風呂でそこもきれいにしてもらえば良かった!
ハルちゃん、ごめん...。
心の中で謝った。
ネムは生まれて初めの、肉体的性的快感が身体を包み込むのを不安と共に感じていた。
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