中に二本の狂暴なバイブを着けた皮のパンティは、ハルにしっかりと穿かされると、脱げないようにウエストの部分にワイヤーが通され、それをサイドで締められてか鍵を掛けられた。
破れたばかりのハルの処女膜から出る破瓜の血は、皮パンティの太股部分から外に溢れた。
前後の穴を取り巻く括約筋の裂けそうな痛み、前の膣に入れられたバイブが膣から子宮まで届いて突き上げる痛み、肛門から入っているバイブと膣に入っているバイブとが薄い粘膜を隔てて振動しあう事で生じる内臓が壊れそうな刺激。
ハルは両手を吊られて肩や手首が痛むのにも関わらず、身を捻って悶え苦しんだ。
苦痛のうめき声を出すと、それがいやらしい喘ぎ声になりそうだ。
ハルは唇を噛み締めて、小さく「うう..、うう..」と呻くだけだった。
縛られた手首の皮膚も破れて出血した。
これまでの拷問でも悲鳴を上げなかったハルの我慢強さも、ご主人様の理想を体して仲間の命を守っていると言う誇りも、現実の苦痛と快感の前に壊れていきそうだった。
すぐ近くで巻き添えで催淫剤を注射された、いつもバラックでハルに優しくしてくれる少女は、もはや声も出なくなり、顔をがっくりと落とし、時おり身体をビクン、ビクン、と痙攣させるだけだった。
「さあ、もうすぐ二時間だな。ハルはまだ頑張ってるのに、こっちの娘はだらしないな。」
士官は別の注射器を手に取ると、気を失ってぐったりなっている少女の腕の静脈に注射した。
その途端に娘は、「ひっ!」と悲鳴を上げて顔を起こすと、また激しく悶え痙攣し、口からは性の興奮からくる喘ぎ声をあげ始めた。
「ほう、この覚醒剤も良く効くな。誰かこの娘の母親を連れて来い。」
連れて来られた少女の母親は、自分の娘が浅ましい声をあげ続け、腰を前後にふり、その広げられた股間からだらだらと淫水が流れ落ちてるのを見せつけられた。
「さあ、時間だ。ハルは耐えた。
どうする、解毒剤はお前が使うか?」
事情を聞かされてる少女の母親は、祈るような目でハルを見た。
これ程までの苦痛と屈辱の中にいるハルに、私の娘を先に助けてください、とはとても口に出しては言えない。
しかし、それを言いたいのはぼろぼろこぼれる涙ではっきりしている。
「薬..、その人..に..」
これだけ言うと、またハルは振動が変化したバイブのために、全身を波打たせるようにひきつらせた。
解毒剤を注射された少女はすぐに落ち着き、手足の拘束も解かれた。
少女と娘は床に正座してハルに手を合わせたが、ハルはこんな姿の自分の前から、一刻も早く立ち去って欲しかった。
吊られたハルの近くに誰もいなくなった時、士官が一人で近づいてきた。
「ハル。どうだ、もう良いんじゃないか?
私に降参しろよ。」
「もう分かってるだろう。私はお前の情報なんて欲しくないんだ。お前を欲しいだけなんだ。」
「私の奴隷になれ。
前のご主人様ほど優しくはないだろうが、私なりに可愛がってやるぞ。」
ちょうどその時、振動の間隔が異なる前後2本のバイブが、たまたま同時に一番激しく振動した。
ハルは口から「あ、あっ」と声が出かけ、それを出さないために全身で力んだ。
皮パンティの隙間から、淫水と尿が混ざって流れ出る。
一度ガクッと顔を垂れたが、すぐに顔を上げてハルは言った。
「従えません..」
次の瞬間、また激しい振動が起こり、ハルは宙吊りのまま、激しく身体を前後に揺さぶった。
士官はハルの胸に皮製のブラジャーのような物を取り付けた。
隠されるのは乳首だけ。
その乳首を隠す部品はステンレスだが、内側に剣山のような鋭い針がたくさん植えられている。
「中にも催淫薬が仕込まれている。お前の乳首に刺さって薬が傷口から体内に入っていく。」
そう説明すると、士官は二つの剣山の部分をハルの乳首に当てると、ブラジャーを締め上げて背中合わせ部分で固定した。
もともと注射された催淫剤に加えて、刺さった針の痛みと共に感じるむず痒く熱くなる刺激に、ハルの乳首は異常な大きさに腫れ上がった。
その分、わずかな刺激も強く感じてしまう。
喘ぎ声を出すまいと、うめき声も噛み締めて苦しんだハルがやっと吊りから下ろされたのは、もう夕方5時過ぎだった。
しかし、その日はいつもと違っていた。
ハルへの拷問は夜通し行われたのだ。
皮製パンティも乳首を責める剣山付きブラジャーも外されなかった。
両手を背中で手錠を掛けられ、そのままの姿で、両脇を抱えられて引きずられ、やっとバラックに投げ込まれた。
不自然で見るからに気持ち悪いパンティとブラジャーを身につけ、床でピクン、ピクン、とけいれんしてるハルに、あの優しい少女が一人で声を掛けてくれた。
もう一人は、未だにあの薬の影響が完全に治まっていないため、寝たきりだった。
「ハルさん、今日どんな酷い目にあったかは聞きました。」
そう言って心配してくれたが、ハルの腰の施錠されて脱げない皮製パンティからは、今もブーンブーンと不気味な振動音が聞こえる。
その度にハルはピクン、ピクンと身体を痙攣させていた。
「ごめんなさい、あなたの...」
苦しい息の中から、ハルは小さな声で頼んだ。
「お母さんを..連れてきて..」
あわてて駆けつけた少女の母親に、ハルは言った。
「私..、こんな、うっ!状態です。女の子に聞かせられ...ない声、ううっ..上げそう.。」
「お願い、私を..皆が寝る場所から離れた通路の端に..、連れて行って。
それと..、ああ!あ..、くっ..」
「それと、私の口に猿ぐつわして!声を出せないように!」
大人の女が数人で話しあった結果は、酷いようだがハルの言うとおりにしてあげよう、と言うことになった。
性の経験がある女性なら、自分のその時の声を他の人に聞かれたくないのは理解できる。
それに確かに子供も何人もいるのだ。
ハルは皆から離れた場所に寝床を作ってもらい、口に布で猿ぐつわをしてもらった。
「でも、喉が乾くだろうから、夜は交代でお水をあげに来るからね。」
少女の母親は、そう言ってハルにそっと毛布代わりのぼろ切れを駆けてくれた。
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