騒ぎを聞き付けた部落の長老が、この娘は首領から部落が預かっているのだから、勝手に女として使えない身体にすることはまずい、と皆を説得したので、春のクリトリスは抉られずに済んだ。
その首領は、自分の縄張りの十数ヵ所の村や部落を巡回しながら、迷い混んで来た余所者を略奪したり、時には他所の縄張りを襲撃したりする。
特に日本人が経営する商店や倉庫を襲うことは、良い収穫が見込めるし、周りの中国人からは英雄的行為だと称賛される。
首領はこの頃、小さな町の日本人の店を襲い、手下達は抵抗する男は殺し、犯せる年齢の女は全て外に引き出して犯した。
雪の中で裸で抱き合って泣いている母娘や使用人の女を見ながら、首領はあの部落に預けた痩せた少女のことを思い出した。
もともと首領は周りから恐れられる残酷なサディストの上、いたいけな少女をなぶるのを好んだ。
よし、十分な収穫もあったことだし、明日はあの部落に寄って、あの日本人の少女を弄ぶとしよう。
首領は部落に手下の一人を使わして、明日訪れる事と、日本人の少女は本拠地に連れて行く事を伝えさせた。
部落では首領を迎える準備に忙しくなり、春は全身に傷痕をつけたままでこき使われた。
首領達一行が到着し、歓迎の宴が始まっても、春は一行の馬の世話をさせられた。
この頃は本格的な冬となり、家畜扱いの春も、凍傷にならないよう最低限の衣類を与えられ、重い足枷は外された。
逃げようとしても、部落を一歩出れば道も分からぬ真っ白な厳寒の荒野で、余程慣れた者でないと、凍え死ぬか狼に襲われて死ぬだけだからだ。
たとえぼろぼろの布切れを綴った不潔な服でも、全裸に比べたら、まだ自分は人間なんだ、と言う意識が戻ってきた。
春が辛い仕事を終えて、空腹を抱えて馬小屋に踞っていると、女が春を呼びに来た。
首領様が呼んでいる。
きっとお前が怠けたり豆を盗んで食べたことを罰してくださるのだ。
そう脅かされながら、春は首領達が宴会をしている長老の家に連れていかれた。
そこで春はいきなり全裸にされて首領の前に引き出された。
そして首領からこう言われた。
お前をここに預けていたが、ここの人間が勝手にお前を家畜として使っていたようだ。
お前が俺の所有物だと言うことをはっきりしなかった俺にも責任がある。
だからこの場でそれをはっきりさせる。
直ぐに春は、長老の家の直ぐ外に連れ出された。
首領は手下から、先が赤く焼けた鉄の棒を受け取った。
それは家畜用の焼き印であり、首領の名前である黄という字が刻まれていた。
春の細い身体は、手下四人から雪の上にうつ伏せに押さえつけられた。
身体の下の雪の冷たさを辛いと思う暇もなく、いきなり背中に激痛を感じた。
春の口から、ひーっ..!と高く長く断末魔のような悲鳴が上がった。
あの赤く焼かれた焼き印が押し付けられたのだ。
じゅっと肉が焼ける音がして、肉が焼かれる独特の匂いがした。
焼き印が押されるのは一瞬ではなかった。
イー..、アル..、サン..、スー..
ゆっくりと数が数えられ、そのあと焼けた皮膚が貼り付いたまま焼き印が引き剥がされた。
その激痛は、12歳の少女にはとても耐えられるものではなかった。
春は雪の上で、失禁脱糞して気絶していた。
首領や手下は直ぐに暖かな家の中に入って行く。
数人の女が、後に残された意識の無い春の身体の股間の汚れを周りの雪で擦り落とし、背中の焼けて黒くなった皮と血が滲み周りが赤く晴れ上がった皮膚にも雪を当ててやった。
野蛮で非衛生的だか、春にとってはされないよりはましだった。
やっと意識が戻ったが、激しく痛みで何も食べていないのに胃液を嘔吐した。
これまでわずか12年の人生だったが、辛いことばかりだった。
それでも仕方がないと生きてきた春だったが、この苦しみに初めて死んでしまおうか..と考えた。
しかし、それを見越していたのだろう、女達は春を馬小屋に担ぎ込むと、藁の上にうつ伏せに寝かせると、両手両足を大の字に広げたようにして手首足首を縛って身動きできないようにしてしまった。
それから丸1日、春はそのままの姿で寝かされていた。
排泄は垂れ流し、食事は口元に水の入った鉢と餡無し饅頭が置かれるだけだった。
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