「今日も仕事に行ってきたけど山車を使った祭りがあるだろ?その祭りが行われる神社も俺とかほ先生の思い出の場所なんだ」
今まで知らず、聞いたこともなかったかほさんの一面や思い出が裕也さんの言葉から語られる。
「今はかほ先生って呼んでるけど昔はかほ姉って呼んでたんだ。んで、風呂には俺が12歳の頃までだから先生が14歳のときだな」
長い。かほさんと一緒にお風呂に入ってた期間が僕達よりも長い。確かに年齢的にいろいろ忙しかった14歳のかほさんがいつまでも僕達と一緒に入ってくれるわけではない。それは理解できる。それでも、僕は悔しく思った。
僕たちがかほさんと一緒に銭湯に入っていた期間は、僕が5歳から6歳までだ。小学2年で一緒なのはまずいと母さんから助言もあり、14歳のかほさんの裸を拝めたのは2年だが、それでも僕は嬉しかった。
だが裕也さんは特別だった。12歳までとか今の僕より年上になるまで入っていたのはずるいし、明らかにかほさんの甘さと裕也さんに弟以上の感情があったからだと僕は思う。
「俺も成長していくに連れて、チンコ・・・ペニスが勃つというか、おっ立っちゃったというか・・・とにかく当時のかほ姉をそういう目で見るようになっていったな。ひとりの女として」
それがすべての答えだった。おそらくかほさんもいつしか裕也さんを弟ではなく、ひとりの男として裕也さんを見るようになっていたのだろう。
それから冷静に考えたけどかほさん、男の子と一緒にお風呂入りすぎ。
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