新しい女の子には、まだ家畜としての言葉使いも礼儀も何も教えていない。
今、もしこの女の子が不躾な言動をしたら、殿様は私達二人にその責めを負わせるだろう。
時間がありませんでした..、そんな理由は殿様は認めてはくださらない。
良くて鞭打ち、悪くすると、せっかく家畜どもを上から飼育、調教する立場から追いやられて、自分達が家畜に落とされる可能性もある。
いや、殿様は、気が向けば自分の家臣、奴隷、家畜の命を自由に奪うこともできるのだ。
それも、想像したくない程残酷にである。
『ぐずぐすするな!はやく、はやくお答えしろ。しかし、余計なことは喋るな!』
二人の召し使いの女性は、やきもきしながら心の中で唱えた。
春香は答えた。
「13です。」
幸いなことに、春香の声は殿様の気にさわることはなかったようだった。
「13か..。ちょっと小さいな。」
殿様は白い手袋を嵌めた右手で、春香の薄い左の乳房をぐいっと掴んだ。
掴むには薄過ぎる乳房だった。
鋭い痛みが春香の胸に走った。
召し使いは、恐怖と緊張で硬直した。
この女の子が、悲鳴をあげたら..。
「痛い」だの「やめて!」だの殿様に逆らうような言葉を吐いたら..、私達もおしまいになるかもしれない!
しかし、春香は耐えた。
激しい痛みに、目を硬く閉じ、唇を噛み締めたが、辛うじて姿勢は崩さず、声も上げなかった。
続いて殿様は、春香の身体のあちらこちらを点検するかのように触り、覗き込んだ。
目の瞼を広げられ、口を開けさせられ、髪の毛を掴まれて首を前後に揺さぶられた。
両方の乳首も、摘ままれ、引っ張られた。
足を大きく広げさせられ、股間を乱暴に指で弄られた。
殿様としては、それは愛撫などではなく、「今度買った家畜は良い品かどうか、ちょっと見てみるか」そんな感じだった。
春香は、大きく足を広げて、上半身を前屈されると言う、思春期の女の子にとって絶対にしたくない姿勢までさせら、性器や排泄のための穴まで調べられた。
しかし、春香はその辛さに耐えて
「はい」
「畏まりました」
「失礼いたします」
この三つの言葉以外は口に出さなかった。
一通り春香の身体を調べた後、殿様はびくびくしていた召し使いに対し
「うん、良い家畜だ。飼おう。」
と告げた。
殿様は春香に
「我慢強そうだな。
虐めがいがありそうだ。
お前を飼ってやる。」
と告げた。
「どうだ、嬉しいか?」
そう告げた時、春香は無表情に前を向いたまま
「はい、ありがとうございます」
とお礼の言葉を言った。
これで終わりの筈だった。
二人の召し使いはほっとしかけた。
その時だった。
無表情の春香の目から、涙がポロッと一粒流れ落ちた。
召し使いは、心臓が停まりそうになった。
しかし殿様は
「家畜でも嬉し涙か..、よかろう。」
と満足げに言うと部屋を出ていった。
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