鞭で逝った。
おまけに、殿様の御前で経血を垂れ流して。
恥ずかしい!
いや、家畜の分際で、恥ずかしいなんて..。
しかし、殿様が本当に求めているのは、そんな健気な羞恥心だと誰が思っただろう。
「はる、伽を命ずる。」
殿様はそう言うと、奥の部屋へと入っていった。
広場に集まった奴隷、家畜は解散させられ、あわや拷問の末に絞首刑にされかけた女家畜も、お構い無しで放たれた。
はるは、一人農場の中を流れる川に身を浸し、付近にあった枯れ草をタオル代わりに、必死に身体を磨いた。
奴隷や家畜が使う石鹸など無いのだ。
こびりついた垢を落とし、脇や股間の匂いを消そうとしたが、経血が次次と出てしまう。
困った。
これでは殿様に不快な思いをさせてしまう。
何故殿様は、私が生理で出血したのに、お伽を命じられたのかしら。
水の中で悩んでいるはるに、厳しい声が掛かった。
「はる、何をしておる。
殿様はお待ちかねじゃ!」
殿様からの命令で別の仕事をし、遅れて到着したドライ、フュンフの二人だった。
はるは、久しぶりに二人の天使の顔を見て、また恥ずかしさで泣きそうになった。
しかし、それを隠して水から上がった。
私が今生理であることを、お知らせするべきか?
何か良い知恵、方法を教えてくださらないか?
そのような迷いがはるの表情に現れたのだろう。
フュンフがはるの身体に大きな布を巻き付けると、ドライが言った。
「殿様は、少女の血がお好きじゃ。
自分の血まみれになって、殿様にご奉仕するが良い。」
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