風呂場のガラスには、彼女のシルエットが写し出されていました。浴槽から立ち上がり、座ってオナニーを始める気です。
『あのー、雪乃さん!雪乃さん!』、僕は扉を叩き、自分の存在を伝えます。
しかし、『やだ…。タイキのことを思ってたら、私濡れてちゃってる…。』とAVそのままのセリフが飛び出ています。
それに、まことだったはずの息子の名前も、いつの間にか僕の名前に書き換えられているではないですか。
『ダメ…、義理とは言っても私たちは親子、こんなことしたら絶対ダメ…。』、お風呂の中では佐々木雪乃の一人芝居が続いています。
画面の前ならば、チンポを握るはずですが、これはリアル。絶対にそんなことは出来ません。中からは、『イヤ…。』と彼女の切ない声が聞こえ始めます。
シルエットを見れば、こちらに大きく足を広げた彼女が、オナニーをしているのが丸分かりです。
風呂場の扉を押しました。聞いている僕の方が、耐えきれなくなったからです。『あのー、雪乃さん?』、とても彼女を直視出来ません。
大きく広げられた、足の爪先を視野に入れるのが精一杯です。『雪乃さん?大丈夫ですか?!』、頑張って二言目が出ました。
『タイキさん、いつからそこにいたの?』、彼女から聞かれ、『何回も呼びましたよ!ここにいましたから!』と伝えます。
しかし、『お義母さんのこの姿、ずっと見てたの?』と言われてしまい、もういい加減にしてくれって感じです。全てが、AVし過ぎてるのです。
雪乃さんは両手で身体を隠し、『お義母さん、今お風呂入っているから。タイキさん、恥ずかしいから出て行って。』と言われます。
アピールもしようとドアノブに手を掛けますが、やはり開きません。『ここ、開かないんです!』、大声で伝えました。僕は伝えました。
しかし彼女は背を向け、『ほんと、背中流すだけ?流し終えたら、ほんとに出て行ってくれる?』と言うのです。
僕の行動が矛盾を呼び、展開に綻びが出始めてしまいます。
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