僕は、資料室に戻ると東京ドームで発表する内容を書いていた。
世界を7分割して日本は大国になった。
(アメリカは元々大国だから、中米だけ。イギリスには南米大陸。フランスはアフリカ。カナダは北欧と第三国の欧州部分、ドイツは残りの欧州全て、イタリアは狭いけど油田が多い中近東から人口の多いインドまで譲渡し、残りは全て日本の領土となったのである。)
しかし、最新の核兵器とIT技術がある日本が世界のリーダーであるのだ。その国の屋台骨をささえる我が社にあるアイデアを発表しようと、全幹部社員を集める事にしたのである。
しかし母から電話があり、
「発表は、最初のプレゼンみたいに、ここから配信でやりなさい。5万人の前でいきなり上手く喋れないと思うし、だからと言ってまたM子さんに代弁させたら、元の木阿弥になるからね。」
電話を切ったあと僕は号泣した。母やっぱり僕の両思いの恋人だ。今すぐママとセックスしたいけど、書きかけだと怒られるし、早く帰りたいよ。
秘書が、
「常務。素晴らしいお母様ですね。あらあら涙で大変早くあって直接お礼を言いたくてたまらないのですね。
手伝います。もちろん私は常務の秘書内容は死んでも口外しませんわ。」
彼女は僕が話す内容を素早くパソコンに書き込み保存した。あっという間に終わった。
「凄い、君は優秀なんだね。」
「やだ、常務。これくらいのパソコン出来ないと我が社に入れません。」
「つまりこの会社でパソコン出来ないのは、俺だけか。あれ?お前俺をバカにしたな。母に言うよ。」
「止めて下さい。ベルトの鞭打ちはもう簡便。すいません。常務がコネ入社でアナログ人間だったことすっかり忘れてました。あはははー。」
「君、ワザと怒らせて私にレイプさせようとからかってるな。憎めないやつ。」
「常務気持ちいい気持ちいい。あっ社長か。」
この素晴らしい案で常務だとカッコがつかないから、母が社長さんを会長にして僕を社長にしてくれと頼んだら、今の会長も賛成して名誉会長になると言ってくれた。
「気持ちいいかい。僕が社長になったら君は社長秘書だから部長待遇にする。だから君は幹部の仲間入りだよ。だから東京ドームに来なさい。」
「キャー、嬉しい先輩の上司になっちゃた。イヒヒ。今迄の仕返ししようかな。あはははー。」
※元投稿はこちら >>