幼稚園の運動会
今日は日曜日。保枝にとってはワクワクする春の運動会の当日でもある。三人家族はそんな保枝が楽しみにしている幼稚園の運動会のことでバタバタしていた。モトオはたまたま母親と妹の保枝の様子を見ていたのだが。でも、二人ともこの和室で着替えしているところだ。丁度、保枝が何気なしにそんな兄に対して違和感を感じているためか。「ちょっと、お兄ちゃんったら。あっちへ行ってよ。あたいとお母ちゃんが着替えているところなのに。」ちょっと不機嫌な妹の保枝。それにも関わらず、モトオは興味本位にそっちへと目を向いたままこの和室から離れる気はないのだ。いったいなぜなのか。なぜならば母親と妹の下着姿が彼の目に映っていたからだ。「お母ちゃんと保枝は二人とも下着として白いパンツをはいているんだよね。なかなか良い眺めだよ。」モトオがそう思いながらさっきからずっとそっちへと目を向けていると。するとどうだろう。保枝が再び兄へと目を向けてから鋭い目つきで睨みつけた。「もう、お兄ちゃんったら。あたいがあっちへ行ってと言っているのに。」彼女のかなりきつく腹に力を入れたような低めの怒鳴り声がモトオの耳に響く。暫くしてから妹の口が再び開く。「お兄ちゃんのエッチ。」妹からそんなことを言われたモトオはとても恥ずかしくなりここを離れた。それから、しかたなくさっきに靴をはいてから玄関のドアを開けたままにしてから、外で二人が出てくるのを待つことにした。なぜモトオは母親と妹の下着姿を見たくてたまらなかったのか。なぜならば、異性対する興味を覚える時期がきていたのかもしれない。
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