初めての誘惑
ある日のこと。変態少年の英司は初めて誘惑を受けた。誘惑してきた女性はどんな人物なのか。一目で見た時、英司は最初から分かっていた。その相手が少年好きな女性であることを敏感に感じていた。目の前に姿を見せた人物はどんな服装をしているのか。白いブラウスと水色のプリッツスカートといった地味な服装に白いソックス姿。はいている靴は細いバンド付きの黒い靴。英司は思った。「相手を誘惑する立場の僕が初めて誘惑されるとは思わなかった。どちらかといえば、僕は元々派手な服装した相手を好まないけどね。でも、逆にそんな地味な服装で白いソックス姿の相手が好みなんだからね。どこの誰なのか分からないけど、それも何かの縁かもしれないね。それに、そんな丸い顔立ちも僕の好みだから。」すると、彼女は初めて英司に誘惑するように話しかけてきた。「ねえ、あたしと付き合わない。」「うん、いいよ。ところで、君は少年が好みなんだよね。」「ウフフフ、最初から分かっているじゃない。読心術というわけね。」「そうだよ。でもね、読心術だけではなくて、僕にはね他に色々な特殊能力があるんだけどね。」「例えば、あなたには他にどんな特殊能力があるの。」「そうだね、透視力、催眠術。他にテレポーテーションなど。」「大したものね。まるでスーパーマンみたいだわね。でも、あたしだってあなたと同じような特殊能力があるのよ。」「最初から分かっていたよ。なるほどね。」でも、英司にとっては今まで出会ったことのない相手だった。その反面はなぜだか挑戦的な感じもする。「あっ、僕にとっては今まで出会ったことのない異性だよね。なかなか手強い相手のようにも思える。最初は親しいそうに話しかけてきたけど。その相手が僕と同じ能力があるとは。まさか、彼女が僕に戦いをいどんできたのでは。そんな気もする。」確かにそうだった。初めて彼に話しかけてきた異性も色々な少年たちと付き合いながら性的関係も結んできた。でも、今まで何回もそんな意味のない交際してきたために、そんな自分がつまらなくなってしまったのだ。丁度、英司は読心術で初めて出会ったその異性の心を読み取っていた。「あっ、そうか。分かったよ。彼女も僕と同じことをしてきたために、そんな自分がつまらなくなってしまったんだ。僕も彼女を見習う時期がきているんだ。今思うと、僕もそんな自分が情けなくなってしまった。」
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