ベッドに横向きに倒れこんだ光雄。乱れた呼吸を整える時など与えられなかった。
影の手が光雄の腰を掴み引き寄せる。同時に下腹部に入ってくる異物を感じた。光雄の背中が反り返った。無意識に声が出てしまう。
「あっあっあっあはんあんあん」
声を出しながら思っていた。(気持ちいい~気持ちいい~)
更に尻を突き上げ、顔が敷き布団に沈み、両手が布団を力強く掴まずにいられなかった。
(俺、女になったの?男の快感じゃない?これが女の快感?)
(いい~気持ちいい~もっともっと気持ち良くなりたい)
影と光雄の尻が当たる!その度に光雄の喘ぐ声が激しくなった。
『女に成り変わったばかりにしては敏感な奴。先が楽しみだ。』
そう言って高笑いする影だった。
そんな言葉など耳に入ってこない光雄は、快感に浸る身体を震わせた。
『いったか』
光雄は一度の頂点を味わっただけでぐったりとベッドに沈んだ。
スマホのアラーム音に気付いた光雄。
(夢?だったのか?)
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