空想・幻想小説

その翌日も、お昼前にホームのビデオテープをチエックしていると

婦警の川崎さんがやって来る

暫くしてから、

「今日は八宝菜でも頼んだか？それにしては、いつものようにソワソワと出入り口を気にしてないな」


八宝菜いいですね、でも金舟さん、今日はあの店、定休日ですからね、


「定休日じゃ、出前取れないよなー」


そらそうですよ、弁当買ってきましたから。




そんな何気ない会話であった。




が



金舟は
内心思った！

(ん？定休日で来ない？俺は定休日と知らずに川崎さんに聞いた。だが、川崎さんは定休日と知っていた。)


金舟は川崎さんに聞いてみた

「川崎さん、定休日と知らずに出前の電話入れて初めて気付いたんでないのかー」


そう言うことも、何度かあったけど今は覚えましたから。１度だけ、臨時休業の時は参りましたけど(笑)



金舟は思い直した。


張り込みするときでも、来るだろう相手を張り込みする。

だが、


ハナッから、来ない相手を張り込みしない。





来るだろう相手を気にして張り込みするわけである。
川崎さんが、いつも出前が来る時間になると出入り口を気にするように。


来ない相手は気になる訳がない！




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