シャワーを浴びて男の精子も奥から掻き出した。しっかりと服を着てリビングに戻ると男は録画したものを確認するように見ていた。
まだ帰る様子が無い男にお茶を出す。お茶を飲みながら話しだした男は、別人かと思うほど紳士的だった。
「下の階に住んでます中野と申します。単身赴任中でして、今は同僚と住んでおります。今日は仕事の都合で空き時間が出来てしまい家に戻った所でして…。一緒に住む同僚も淋しい思いをしてますので、これを見せても構いませんか?他には絶対に見せませんので。お願いします。」
「それは、ちょっと…」
「でしたら秘密を共有できるように、こちらの部屋に今度お越し下さい。絶対に悪いようにはしませんので…奥さんが困ることは、私も望みません。ここの住まいも会社名義ですし心配なさらないで下さいね。」
と名刺を置いて出て行った。
中野 英樹
名刺には全国チェーンの大企業の会社名と名乗った名前が書いてあった。
翌日、気になって下の階を見ると名刺と同じ企業名の部屋は確かに存在した。夫の帰りが遅いことを確認し、訪ねることにした。
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