次の朝、土曜はゼツは休みである。
週休2日制である。
家族サービスでショッピングセンターにきて、買い物して娘とゲームセンターで遊んで家に2時くらいに帰ってきた。
それからも、家で娘と遊んで居たが、遊び疲れたのか寝てしまった。
時刻は3時30分を回っていた。
ゼツはちょっと散歩してくると家を出ると、自然にリップの家に向かっていた。
マンションの下から2階を見上げるとベランダの窓が開いた。
出てきたのは頭の薄いオッサンだった。
端から2番目!間違いなくリップの部屋だった。
見てると、タバコを吸出した。部屋の中は禁煙なのだろう。
しかし、あれがリップの男なのかと思うとあのハゲが羨ましくも思えたし嫉妬もおぼえた。
タバコを吸い終わったのか、部屋に戻る姿を見て落胆するゼツであった。
どんなやつが出てくるか間近でみてやろうと、マンションの前で待つ事にした。
どっか適当に自然に待てる場所がないか、探してみると、夜には気づかなかったが少し先に公園があって、アスレチック的な健康遊具があったのでアスレチックしてる感じでマンションの前が見えるように待つことにした。
休日でラフな格好もして帽子も被って来たから、毎朝電車で会う人とは気付かれないはずである。
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