空想・幻想小説

ゼツは朝のホームに立っていた


サチエはいつものように立っている


来週の月曜こそは！



宅配便の車が来て

車を避けるように道の端を歩く。

考えたら当然である。


まだフェンス際に歩いてくれたなら入口に近くて良いが


昨日は入口から一番遠い端を歩いてたな。



多分、車が来たら無意識にあっちの端を歩くようになってるんだろう。


入口近くの方がやり易いのに。

人目に付くような事はヤバイし

追いかける訳にも行かないし


悲鳴をあげられたりしてもまずいし、抵抗も最小限な感じが良い。


走って逃げられたりでもしたら最悪である。



サチエの家に押し込むか。


それは

ヤバすぎる


考えはまとまらないままである。



(そらそうだ！ゼツよ。何したってヤバすぎるンだ。そんな都合良く最小限に事が運べる訳はないんだから諦めろ！)




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