ゼツは家に帰ると
お帰りーと飛び出して来た娘を
ただいまーと抱き抱えるとプリキュアのハイッタ袋を渡す。
無邪気に喜ぶ姿を見ながらも
頭の中は今日知り得たリップの事でイッパイである。
明日は俺も19時34分着の電車で帰ってくるぞ!
普段6時30分から7時着の電車か仕事や用事の時は8時台か9時台の電車しか乗らない。
考えてみたら、7時台の電車に乗った事はなかった。
そんな事を考えてると
都万が
「ねぇー、私の話して聞いてるのと」強い口調に我に戻った!
いや、駅前通りにリサイクルショップが出来たから寄ってきた。カナが喜ぶと思ってプリキュア買って来たんだ。
お前もブランド物のバックとか今はオープンセールでお買い得感満載だよ、
「私も明日、パート帰りに覗いてみよー、気に入ったの有れば買って良いよね」
あー、あんまり無駄遣いしないようにな
で、食事と風呂を済ましカナを寝かしつけると時間は10時を回っていた。
それからテレビを見て寝床に入ったのが11時過ぎ。遅れて嫁が寝床に入ってきて迫るがあっさりと拒否をされてしまう。
寝床に入り
今日知り得た情報を繰り返し繰り返し記憶するように、19時34分着。駅から12分ほどのマンション203号室横山。
念仏のように唱えるように眠りにつくゼツであった。
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