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空想・幻想小説

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5
投稿者:有松真理亜
◆p503wDVxoE
第四話 (約15枚)


 作戦室で、僕は遙さん……狩畑二尉に質問してみた。
「魔機って何なんです? それにこの施設はなんなんですか? 遙さんが二尉ってことは、自衛隊ですか? プロトって人間なんですか? 2と3の他にもいるんですか?」
「またいろいろ聞くのね。いいわ、答えてあげる。まず、魔機は敵よ。」
「どんな敵なんです?」
「それ以上は長くなるから説明省略。で、この施設は、秘密兵器シンクロイザーの研究所。自衛隊も関係あるけれど、極秘の国家プロジェクトよ。」
「で、プロトとは……」
「合成人間よ。シンクロイザーの研究過程で、遺伝子を操作して作られた人間……クローンとは違うけれど、概念としては近いわね。」
「プロト1はいるんですか?」
「プロト1は自■したわ。」
「■殺!?」
「好きでもない男性のテストパイロットに体を弄られることに、耐えられなかったようね。テストパイロットも、それを気にしてたのが原因で事故死。そこでプロト2以降のテストパイロットは、彼女たちが好意をもてるようにと…」
「で、プロト2とプロト3は僕に……?」
「か、勘違いしないでよね!」
 横で聞いていたプロト2……仁子が大声で口をはさんだ。
「プロト3はグズ滝斗に気があるみたいだけど、私は、べ、別になんとも思ってないんだから!」
「そういうことにしておく。」
 遙さんは事務的に打ち切って話を続ける。
「プロトは、現在、26まで培養されているわ。いま完全に活動できるのはプロト2とプロト3だけだけど、他のプロトも、いずれ滝斗君にテストしてもらうことになるかもね。」
 僕は、普美や仁子とのあの熱い感覚を思い出して、思わず真っ赤になってしまった。
「ちょっと!」
 そこでまた仁子が口をはさむ。
「そんなのダメよ!」
「どうして?」
 僕が尋ねると、仁子は言葉に詰まった。
「だって……えーと……そうそう、私を操作するだけで自分もイッちゃったような滝斗が、そんなに大勢を相手にできるわけ無いじゃない。」
 僕が絶句して口をパクパクさせている間に遙さんが答える。
「つまり滝斗君はプロト2だけで手一杯と?」
「そうそう。」
 仁子は満足そうに頷いた。
 そこへ、普美がやってきた。
「遅れてすみません。」
「どうせ話は進んでないわ。」
 遙さんが言い捨てた。すると、仁子が普美の方に歩み寄った。
「プロト3、私も滝斗に名前を付けてもらったわよ。『仁子』っていうの。いい名前でしょ?」
「『2子』、ですか。どうでもいい名前ですね。」
「何よ、自分だって『プ3』のくせに!」
「作戦室でケンカするなって!」
 僕が二人の間に割って入る。
「プロト3の肩を持つ気? この■リコン滝斗!」
「どうせ滝斗さんは、プロト2みたいにおっぱいある女の子の方が好きなんでしょ?」
「あー、もう! 両方好きだよ!」
 僕はヤケになった。
「普美は素直でかわいい! 仁子はツンデレでかわいい! どっちも、彼女にでも嫁さんにでもしたいくらいだよ! でも、シンクロイザーのテスト中の今、片方を選ぶことはできない。どうだ、嘘はついてないぞ?」
 二人はこの結論になんとなく満足したようで、いさかいを止めた。僕も安心して、仁子と普美に交互に微笑みかけた。
 すると今度は遙さんが、僕の耳をつまみ上げた。
「いててっ!」
「モテモテね滝斗くん。ええ、おい? いい気になるんじゃないわよ。」
「放してください! それより何か話があるんでしょ?」
「そうだった。」
 やっと話が進み始めた。
「音波砲や熱線砲はもう使いこなせるみたいだけれど、さらに強力な武器、シンクロニウム弾について説明しておく必要があると思うの。」
「いったいどんな武器なんです?」
「敵の体内に撃ち込み、遠隔操作で内部から爆破する。」
「わりと普通ですね。で、起爆装置は?」
「たぶん、プロトの子宮。」
「は!?」
 なんでそんなところに…?
 普美と仁子も驚いて、顔を真っ赤にしている。
「合成人間であるプロトには、シンクロイザーの操作装置が自然発生的に体の器官としてできていくの。だけど、どこにできるかは調整できないのよ。」
「つまり、子宮まで指を入れろと…。」
「指じゃ細すぎてだめね。たぶんペニスでやってもらわないと……」
「届かなかったらどうするんですか?」
 僕はまじめに質問した。僕は、けして巨根というわけじゃない。人並みか、ちょっと小さいくらいだ。
 まあ普通の膣なら、長さが6cmあれば子宮口に届かせることは可能と聞いたことあるから、多少は余裕あると思うけれど、それにしても初心者がちゃんと届かせられるかには自信が無かった。
「体温程度の熱を含む細胞が触ればOKだから、その場合は膣内射精で……」
「彼女たちは妊娠はしないんですね?」
「いや……確率は普通の人間と同じよ。」
「……できちゃったらどうするんですか!」
 僕は思わず怒鳴った。すると普美が
「滝斗さんの赤ちゃんなら、私……できてもかまいません。」
 仁子も負けじと、目をそらし顔を赤らめながら
「た、滝斗がどうしてもって言うんなら、妊娠してあげなくもないわよ?」
「お前ら軽く考えすぎだ!」
 僕はキレかけた。
「セックスってのはそういうもんじゃないだろ! 二人が愛情を持って、お互いを大切にして、その気持ちを確かめた上でするものだろ! そして、愛の結晶として子供ができるんだろ! 違うのか!」
 遙さんがボソッと漏らす。
「説得力、ゼロ。」
 仁子も
「そうよね、童貞(まほうつかい)のくせに、複数の女をイカせた男の言うことじゃないわ。」
「だから、お前には入れなかっただろ!」
 僕は机をたたいた。
「僕が愛する女性は、生涯にただ一人でいいんだ! Hする女も一人! それでいいんだ。」
 普美の顔に喜色が差した。
「えっ…じゃ、プロト2とはしてないんですか!?」
「してない。素股だけだった。」
「狩畑二尉とも…」
「未遂!」
「よかった……」
「何が?」
 ホッとしている普美に仁子が意地悪げに言う。
「でも、滝斗は私の素股でイッたもーん。気持ちよかったって言ってたもーん。」
 二人が再びにらみ合いを始め、僕はまたなだめなければならなかった。

 その日には魔機の襲来は無かった。
 僕は精神的に疲れきって、自分の部屋で横になっていた。が、ウトウトし始めたころ、ドアチャイムで起こされた。普美だった。
「あの……さっきはごめんなさい。プロト2と喧嘩して」
 普美は本気ですまなそうに頭をさげた。
「もういいよ。君と仁子の仲がよくないのはわかった。だけど、できるだけでいいから、争わないようにしてくれ。」
「はい。滝斗さんの負担にならないように、努力します。」
 ほんとに素直なコだ……プロトがこのコだけだったらよかったのに。いや、いっそ自分の彼女だったらよかったのに。僕は本当にそう思った。
 そう思いながら見つめていると、普美はなんだかもじもじしている。
「どうしたの?」
「えっと……」
 何か戸惑ってる様子だ。
「何か尋きたいの? 普美が知りたいことなら、答えるよ?」
「じゃあ……プロト2が気持ちよかったって、本当ですか?」
「ブッ!」
 僕は噴き出した。
「私の時は、私だけイッちゃって、滝斗さんは……なのにプロト2のときは滝斗さんもイッたんですよね? 素股で……」
 普美は下を向いて、涙目になっている。
「えーと……じゃ、次に普美とのときは、僕もイく。いや、普美にイかせてもらうから。」
「本当ですか!? ……でも私なんかじゃイケないんじゃ……」
「そんなことないよ、普美だって、触ってて気持ちよかったんだから。なんなら、次は一緒にイこうよ。」
 そこまで言うと、普美の顔にぱあっと明るい笑顔がよみがえった。
「わかりました! 約束ですよ?」
 小指を出す。僕は、「なんつー約束をしてるんだ」、と自分にあきれ苦笑いしながら、指きりをした。

 普美は上機嫌で去っていったが、僕はまた疲れを感じた。このまま寝る気分でもなくなったので、シャワー室に行くことにした。
 僕がシャワーを浴び始めると、まるで計ったかのように仁子がやってきて、ついたての向こうでシャワーを浴び始めた。
 特に話すことも無いから無視していたら、仁子のほうから話し掛けてきた。
「あのさ。」
「うん?」
 シャワーブースの仕切り越しに声が行き交う。
「私を気持ちいいって言ったの、あれ、嘘じゃないよね?」
「嘘じゃないよ。その証拠に、僕もイッたじゃないか。」
「じゃあさ。プロト3と私、どっちが気持ちいい?」
 僕は、シャワーのお湯に足をさらわれそうになった。
「いや、そういうのは比べるもんじゃないだろうと……」
「でも、どっちのほうがいいとかってあるでしょ?」
 僕はしばらく困ってたけれど、意を決して言った。
「普美ではまだイッてない。だから、どっちがいいとか、比べらんない。」
「じゃ、今のところは私の勝ちってことね。」
「それでいいと思うよ。」
 面倒になってそう答えたら、仁子は満足した風だった。
 これからどれだけ、こんな風に二人の機嫌を取り続けなきゃならないんだろう。さらにプロト4、プロト5とだんだん増えていくんだろうか。そう思うと、頭が重くなってきた。
「あっ、負担には思わないでね。私、そういうのは求めてないから。ただ……」
「ただ?」
 そこで言葉が途切れた。
 隣のブースのシャワー音が途絶え、仁子が出て行く気配がする。僕もシャワーを止めた。
「仁子!」
 驚いて立ち止まってる彼女。目が何かを訴えているが、それが何なのかは僕にはわからない。
 だけど僕はぬれた体のまま歩み寄って、しっかりと抱きしめてしまった。
 仁子も、僕の背に手を回してきた。考えてみたら、あんなことまでしておいて、すっ裸で抱き合うのは初めてだ。
 塩素を含むお湯の匂いと、仁子の肌の匂いが混ざって鼻をついた。そして、全身に感じる暖かくてやわらかい肌……そのなめらかな感触に下半身が反応しはじめたのが自分でもわかった。
 僕は、吸い寄せられるように仁子にキスをしていた。仁子もそれに応え、舌を絡めてきた。次第に僕は意識を制御できなくなり、左手が、仁子の背中をつつきながら下へ移動する。そして軟らかいお尻をなでてその下へ侵入しようとする……と、仁子は突然、僕を押しのけて離れた。
「これ以上は、だめ。」
 僕は、かなり情けない顔をしたような気がする。仁子がまた満足げな笑いを漏らした。
「滝斗が私で気持ちいいっていうのは本当みたいね。でも私、勢いで流されるほど安い女じゃないの。」
 いまさらなに言ってるんだよ!と心の中ではツッコんでいたが、口には出さなかった。
「ふふふ……また今度イカせてあげる。次はグズ滝斗の方が足腰立たなくなるくらいに、情けない顔でイッちゃわせてあげる。お子様のプロト3じゃできないような気持ちよさを味あわせて、昨日、私の処女で童貞捨てなかったことを後悔させてあげる。でも今日はここまでよ?」
 仁子はそう言い捨てると、鼻歌を歌いながら更衣室へと出て行った。
 僕は、完全に屹立してしまった自分のものをどうしようかと悩みながら、シャワーへ戻った。

 シンクロニウム弾……
 それを使うということは、屹立するそれを使って普美か仁子のどちらかと最後の一線を越えることを意味する。
 でもどっちを選んでももう片方にはつらい思いをさせてしまいそうで……そう思うと、心が重くなった。
 顔も名も思い出せない兄よ、いったいなんていうとんでもないものを作ってくれたんだ……!
 シャワーのお湯を全身にかぶりながら、僕は、会った記憶もなければ存在感さえ思い出せない兄に、呪いの言葉を吐いていた。

                     ── つづく


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11/07/19 22:43 (8022mRp8)
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