(やめてったら…何で私がこんな目に遭わなきゃいけないのよ…)
何故自分がこんな目に…そう思った美鈴だが、一方で自らの格好を改めて思い起こした。
(あ…あぁ…そうだ…私がこんな格好してるから…私の格好…下着も着けずにあの乗口にいる女なんて…その上あんな痴漢サイトにまで書き込むだなんて…まるで痴漢してくださいって言ってるも同然じゃないの…!)
美鈴の頭によぎった痴漢に対する少しの諦めの境地は、痴漢達を受け入れる口実に変わっていった。
(…そうよ…私がこの男達を呼び寄せたも同然なんだわ…だから…この連中こんなに遠慮なく私を…あ…あぁん…私を痴漢していい女だと思ってるんだわ…あんっ…)
美鈴の口実は次第に被虐的な想いに移り変わり、その想いは快感への刺激に変わっていくのだった。
そして強張らせていた美鈴の身体は痴漢達を受け入れるように脱力していった。
痴漢達の手付きは相変わらず無遠慮に美鈴の身体中責め立てる。
(あぁ…そこら中を何本もの手が…指が…あぁん…そんなに強くオッパイ握られたら形が変わっちゃうぅ…。…乳首も…アンっ…乳首が捻り潰されて引っ張らてるぅ…、ダメぇ…反対の乳首…爪でコリコリされると…おかしくなっちゃう…!)
特に美鈴の股間には痴漢達の指が我も我もと集まってくる。
(うぅっ…!す…凄いっ…これ…二人や三人どころじゃないわ…うわぁ…アソコ引っ張って拡げないでぇ…指が…指ぃ…そんなにアソコを掻き混ぜないでぇっ…クリトリスぅっ…!指先で弾いてるっ…!…おかしくなっちゃう…。アナルプラグ引っ張っぱないでよ…それチェーンで抜けないのよぉ!あぁっ…お尻の穴が拡がるぅ…!)
四方からされるがままの美鈴は、痴漢達の責めによって快感の渦に飲み込まれしまい、普通ならその場に既に崩れ倒れていただろう。
たが今の美鈴は痴漢達に密着され支えられているおかげで、その場で崩れ落ちる事すら許されない。
(あっ…あっ…!ダメっ…これダメっ…そんな…こんな電車内で私…痴漢男の手でなんて…イっ…イク…イクぅ…イクぅぅぅ!…)
絶頂に達した美鈴だったが、痴漢達の手付きは静まる事なく、まるで弱りきった獲物に群がるハイエナのようだった。
この路線は美鈴が痴漢達に追いやられた側のドアは何駅か通過しなければ開かない側であった。
何駅かを通過しやっと美鈴の側のドアの開く駅に着くと、人の波に流されるようにホームに押し出され痴漢達から逃れられた。
そして、そのまま一直線に駅のトイレに向い身なりを整える美鈴だった。
(……やっと…やっと出られたわ…なによあれ…もう無茶苦茶じゃないのよ…でも…でも凄かった……凄すぎだったわ…)
自身が痴漢達の手で感じてしまった事を認めてしまう美鈴だった。
そして身なりを直し終え上着を羽織り、気持ちを切り替え職場へ向かおうとする美鈴を茶化すように理香からのLINEが届く。
『課長、お疲れ様で〜す。楽しんでいただけましたか〜? もたもたしてると遅刻しちゃいますよ〜 ではでは』
自身が痴漢達の餌食になったのは理香が仕組んだのを思い出し、痴漢によって快感を得てしまった自分を悔いるしかなかった。
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