SM・調教 官能小説

〜不安〜
あの出来事から1週間が過ぎようとしていた。
本当の私がどちらなのかはわからないけど、もう一人の私はもう現れる事もなく、以前の平穏な日常が送れている。
あの日の出来事があり、このまま私がどこへ向かっていってしまうのか怖くなった。
もうアダルトサイトも見ていない。
もちろん、オナニーもしていない。
一人になる時間が嫌で、実家に戻る日が増えた。
一人の時間はママの誕生日に向けて小さなハンドバック作りをしている。
皮小物作りは高校生の頃にYouTubeを見ながら覚えたのをきっかけに、夢中になった。
それなりに自信もあって、お小遣い稼ぎとしてメルカリで販売できるくらいの物は作れた。
次第に大学受験勉強に時間を取られ、今はもうやっていなかったけど、一人の時間に何も考えずに集中できる事をしたくて、また道具を引っ張りだした。
ハンドバックなんて大きな物を作るのは始めてだけど、おかげでで無心になって有意義な生活を送れている。
そして駅までのルートも大通りを通る様にして30分早い電車で通っている…
マキちゃんのお父様に顔を合わせる事ができない事も理由のひとつだ。
マキちゃんのお父様の事はずっと気になって眠れない夜が度々ある。
マキちゃんのお父様はどう思ってるんだろう…
私があんな格好して男性トイレにいたなんてなんのいい理由もできない…
パパやママに伝わってしまったらどうしよう…
なるべく早めに会ってあやまって、秘密にしてもらいたいけど、どうしても、公園の道を通る気にはならなかった。
また私がおかしくなってしまうのが怖かった。

※元投稿はこちら >>