今までにない初めての快楽の余韻に浸っていると、朦朧とした意識の中、ずっと遠くから、もう一人の私が語りかけてくる。
「まだ出来るでしょ?」
「!!」
ダメ…もう本当にダメなの…
もう最初の決め事は果たした…これで帰ろ…ね?
私は自分自身に言い聞かせる…
でも、もう一人の私の意思は強い事を知っている。
一度そう考えてしまった事は絶対に取り消さない。
身体はもう一人の私の意思に従ってもう動かない指を小刻みに震えさせながらも無理矢理動かしてクリトリスに触れる…
まだ固いクリトリスをギュッと押し潰した瞬間、腰に電流が走る様な衝撃に腰が跳ね上がった
「んあぁぁーっ」と暗闇に大きな声が響く。
もう一人の私が意識の中で私に語りかける
「ほら、出来るでしょ?」
ダメ…こんな事をしていたら、本当に壊れちゃう…
もう本当にこれでおしまい…もう絶対に何か考えてはダメ…
震える指がまたにクリトリスを擦り始める…
「ふわぁぁ…」
言葉にもならない声が力なくもれてくる
その時、突然、外から人の気配を感じた。
一瞬で我に返りピタッと体が硬直する。
息を潜めて耳を澄ます。
そんな時でももう一人の私があと一回は絶対に逝かなければならないと命令する。
耳を澄ませながら微かな音も出さないようにクリトリスをゆっくりと擦り続ける。
眉をしかめ、唇を噛みながら、クリトリスをギュッと押し付けたまま指を動かす。
ボソッと何か声が聞こえた気がした。
間違いない、誰かが絶対にいると確信に変わった。
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