大学への進学で 一人暮らしが必要なほど遠くの学校を選んだのも『命令』の一つだった。
もちろん女性の学生専用の安全な寮じゃなく普通のマンションを選んだことも。
最初の『命令』は、引っ越しの手伝いに来てくれた母が帰った日の夜だった。
私は『命令』されて全裸で玄関の扉を開けた。
外から入ってくる空気が全身を撫でるのを感じて興奮してしまったのを覚えている。
そしてそのまま、その日のうちに一歩だけだが 全裸のままで外に出た。
次の機会には玄関の外で目を瞑り、全裸のまま10を数えた。
ベランダでも同じようにしたが、やはり玄関の扉が閉まる音は 凄まじい恐怖と興奮をくれた。
だから全裸のまま廊下を徘徊し、わざとゆっくり歩いて自分の部屋とは反対側にある壁にタッチしなくてはいけなくなるのに時間はかからなかった。
やがて非常階段で屋上までいくようになった。
夜中、エレベーターのカゴの中でオナニーするようになった。
いけない、こんな事をしてたらいつか取り返しのつかない事に・・・そう思いながら、最後には それが日課のようになっていった。
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