<3話> 作戦
「わかったよミキ!」
「え?なにが?」
「前に言ってた強気な感じの女の子を奴隷にしちゃう計画w」
「ネーミングセンスはダサいけど、計画の全容は知りたい笑」
「じゃあ作戦を送る!」
【作戦】
① S女同士で勝負しませんか?ってネットで募集
② 勝負の内容は「同じM男を1週間ずつ飼って、どっちに飼われたいと思ったかを後日告白させる」
③ 敗者は勝者のS女の奴隷になる
④ 予め奴隷にされた時のNGは3つ言える。
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「ほーほー!!なるほど!たしかにこれだと奴隷目当てというよりは勝負目当てみたいな本物がきそう笑」
「でしょでしょ?」
「あ。でも待って。仮にS女を奴隷にしたら私達はどうしたらいいの?笑」
「私達?」
「そうだよ。私は琴葉と一緒に誰かを虐めたいぞ」
「ああ。大丈夫。私かミキがS女と勝負するよね?で、勝ったら相手は奴隷」
「うん」
「そしたら後日、私の親友にもお前は虐められるから!とか言えばいい」
「なんか強引笑!」
「女の子二人からバカにされるとか超屈辱だよねw女子校のいじめみたいw」
「じゃあ、それでいこう!」
「うん!」
「ちなみにM男って見つかるかな...」
「そんなの余裕だよ。一週間とはいえ別々の女の子二人に飼われるんだよ?で、どっちかに引き続き飼ってもらえる。まさに夢。パラダイスw」
「それもそっか笑。」
本当だった。
私たちは候補のS女と、M男を同時に募集した。
M男は沢山来た。
(よくわかってないけど、ただ飼われればそれでいいって人も多かった…)
問題はS女だった。
興味を示す女の子は数人きたが、ターゲットになりそうな子がなかなかだった。
バツイチシングルマザーとか、親と同居の子、一人暮らしでもNGが多すぎるや、勝負前のやり取りでさえ反応が薄すぎるなどなど…。
今、思えば。
琴葉はきっとこうなることを分かっていたのだろう。
だって、あまりにもスムーズにあの日の提案をしてきたから。
「ねえ。見つからないからさ。ウチらで勝負しちゃう?w」
4話へ続く
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