<13話> 完全なる敗北
『そしてまた寝る前にストッキングを嗅ぎながら"見た(黒い)脚”を思い出して寸止めをする。そして、きっとこう思う』
『は…………い?』
『あれ。おかしいな。昨日よりいい匂いがする(気がする)。あれ……なんか本当に女の人の匂いみたいに……ああ!なんで!!こんなの興奮しちゃうう!』
『うう…………な、なんで……』
『…………なんで、、、なんでそんな風に思うんですか?にゃん……』
『簡単だよ。新品とはいえ、生地そのものは本物のストッキングの匂い。興奮した男でも毎日ハアハア言いながら嗅いだら吐息で蒸れる。それにこの手の変態は思わず舌を出して舐めたこともあるはず』
『うっ………はぃ』
『そんなことをしたあとに1日経てばそれが乾いて匂いを放つ。実際の女の子の足の匂いとは違うけれど、男だろうと女だろうと、汗だろうと、唾液だろうと、成分は似てる。それにこんな変態は本物の女の子の蒸れた足なんてたいして嗅いだことなんてないし、よくわからない。毎日の寸止めで頭も馬鹿になってるからとにかくつーんとする酸味を帯びた匂いに興奮しちゃうw』
『う……』
『そしてこう思うの』
『ぇ……』
『ああ。琴葉様。琴葉様の足もこんな匂いなんだろうか……。ああ嗅いでみたい。琴葉様に飼われたらいつか嗅げるだろうか。もっと琴葉様に壊されてみたい』
『うう……』
『ま、そんなところ。そして奇しくも私は後半だった。普通に考えて後半の方が記憶に残るし、女のマゾなら冷静に相手を見そうだけど、男のマゾなんて簡単に”上書き”できる』
『う、上書き…………』
『そ。つまりミキにメロメロだったとしても、同程度のメロメロにさせる管理をしたらあたしが有利。ま、もっとも管理方法そのものさえ、私の方がこのM男には刺さったみたいだけどねーw』
『は、はい……琴葉様すごいです……』
『う、、、すごいです……にゃん』
こんなに先を見通すことができて、こんなに一つ一つのルールを連動させるような管理ができて、こんなにマゾ心に精通している琴葉。
私は……こんな子にこれから飼われるの…………か……。
震えだす身体。
さっきからスマートフォンの画面がずっと小刻みに動いてる。
知らない間に、私は一人、部屋の片隅で背筋を伸ばして正座していた。
『とりあえずそんなところだねー。どう?結果には納得できたの?ミキ。』
『うっ……はい……納得しました……』
『ん?』
『す、すいません…納得しましたにゃん…』
『すいません?』
『うっ…ご、ごめんなさい…』
ああ!!
予め決められていた【ごめんなさいという度に、ブラの内側を嗅いでからパンツをきつく食い込ませる】というルールに従い、頭の上に乗せていたブラを嗅いでからパンツを更にきつく食い込ませる。
もはや正座をするだけで、、、あそこに激しくねじれるように食い込んでる……。
激しい食い込みと、捩じれたパンツ一枚で正座という自分の格好、完全な敗北と屈辱感。様々な感情が入り乱れ、謎の汗を大量に書き始めた私。
そんな私に届いた次の命令は、最悪なものだった。
『じゃあ、とりあえずミキが奴隷としてどんな生活をするのかを考えるからまずはオマンコの毛を剃ろっか。できたら写真を貼ってね。あと、ミキは明日から一週間黒のストッキングを洗濯せずに履き続けること。一週間後にM男様にこの射精で抜いて下さいって謙譲するようにねーw』
『ううう!!!そんなああ!!!』
(14話へ続く)
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