<9話> 猫耳女。奴隷扱い。
『いえ……琴葉様の射精管理の方が……厳しかったです…』
『だから、なんでって!!理由があるでしょ?』
『まあまあwミキ?興奮しすぎw』
『くっ…!むかつく…!』
『理由。あたしが解説してあげよか?w』
『え…琴葉様…わかるんですか…?そういう話はしたことなかったような…』
『多分、分かるよ。違ってたら言ってね』
『はい…』
『いい?ミキ。今から理由説明するね』
『うん。よろしく』
『ん?』
『え?』
『だから、うん?』
『は?なに?早く!理由でしょ?』
『だからさー。ミキ?勝負に負けたのどっちだっけ?』
『え。私でしょ…?』
『うん。あんた奴隷だよね?』
『そうだけど…』
『うん。その奴隷が解説してもらうんだよ?お願いしますだよね?』
『……』
『あと、今すぐパンツ一枚になって正座して?その上で解説聞こうね』
『は……!!?ちょっと待って。今はまだ解説でしょ!なんでそんなことまでしなくちゃいけないの?』
『忘れた?これからあんたの奴隷としてのルールを創るんだけど、そんな態度でいいんだけっけ?』
『……ちょっと、、、展開早すぎるって…』
『やらなくてもいいよ?でも、そんな感じだと、毎朝キュウリでオナニーして、それを刻んで職場のお弁当のサラダにするとかさせちゃうかもなー』
『………正座、、、する………』
『M男?こんな言葉遣いだったらミキってどうだった?』
『は、はい…叱られました…やる・やらないだけじゃなくて、何をするかとかちゃんと言えって……』
『だよねーw』
『パンツ1枚になって……正座します……解説……お願いします…』
『うん。生意気だった罰として脱ぎたてのブラジャーは頭の上に猫耳みたいにして乗せてねw。紐を顎の下できつく結ぶとなかなか落ちなくてオススメw』
『は、、はい……』
もう冬なのに、シャワーがまだった私は着ていた洋服を脱ぎ捨てて下着1枚になる。
ブラジャーのフックを外す音が、私の中の大切な何かが弾けた音に思えた…。
<10話> 食い込み正座 公開説教
『あの…脱ぎました…』
『んー?何を脱いだのかなー?』
『う、、』
『早く。』
『フリース、キャミ、フリースの下、ブラ…です…』
『で?どんないで立ち?w』
『パンツ一枚で、、、ブラを頭の上に乗せて、正座しています…』
『あーだめだめ。何色のパンツ?何色のブラ?そのブラって未使用だったっけ?』
『……ピンクのパンツ、、、黒のブラ…黒のブラは使用済みで正座しています…』
『あははw上下別々だったんだね今日はw』
『う……そ、そうです…』
琴葉に慣れない敬語を使い、一週間前まで偉そうに接していたM男に丸見えの状態のグループLINEで下着の色や上下別々という事実までを言わされる。
恥ずかしさと悔しさがこみ上げる私。
さっきからスマートフォンのフリック入力を何度も間違えては修正してばかり…。
『ねえ。ところでミキって何カップなの?w』
『……。』
前に深夜のガールズトーク的なノリで、お互いのカップ数やどれくらいの頻度でオナニーをするかまでぶっちゃけあった私達。
覚えていて、わざと聞いているに違いない。
M男の前だからこそ、敢えて忘れたフリをしている。
S女だからこそわかる。
忘れたフリで恥ずかしいことを何度も言わせる、やつ…。
その裏側がわかるからこそ、屈辱的が何倍にも膨れ上がる。
だが、琴葉は今まで一緒に虐めてきたM女には見せたことのない本当の鬼畜さを露わにしていく。
『あー。せっかく猫の真似しているんだし、しばらくルールを決めようか』
『ルール…?』
『奴隷契約が終わるまでは語尾に”にゃん”って付けてね』
『え……なにそれ…』
『あとこれからはミキが<恥ずかしい>という言葉を使うごとに、乳首を両手で10回カリカリと爪の先ですること。<ごめんなさい>と使う度にブラジャーの内側を嗅いでからパンツをおまんこに強く食い込ませてね。Tバックみたいにするんだよ?』
『え、、、なんでそんなこと…普通に契約を進めたらいいじゃん…』
『ん?』
『いいじゃ…ないですか…』
『あー語尾がないね。これは私の中でー1点にしておく。-3点ごとに、本来課す予定のなかった惨めなルールを追加していくから』
『ま、まって!う、、待ってにゃん』
『www』
『今さら遅いから。忘れたのは自分だよ。ほら?悪い事したときは?』
『う、、、ごめんなさい…』
『<ごめんなさい>の実行してねー』
『はい…にゃん』
うううう……
言われた通りにパンツをアソコとお尻の割れ目に沿って強く食い込ませる私。
ただの文字でするグループLINE。
やらなくなってバレるわけはない。
やっているフリだっていい。
ただ私はわかる。
琴葉ほどの女なら……実際に行っているかどうかなんて文字の返信スピードや相手の織り成すテンション、表現などである程度は分かる…。
それに……。
ああ…ほら…やっぱり……。
私が予想した通り、琴葉からは念を押すようにメッセージが届く。
『本当にやらないとバレるからね。それに奴隷になったんだから、いつ私がいきなりビデオ通話して確認するかわからないから。着信あったら2コール以内に取らないと、地獄の生活送らせるからね』
『は、はい…食い込ませました…にゃん』
『奴隷として報告しようね。さっきも教えた』
『う……おまんこに…パンツ…オマンコとお尻にピンクのパンツ食い込ませてました…使用済み黒色ブラの内側嗅ぎます…』
【奴隷としての報告】。
その一言でも相手が何を求めているのかわかってしまう…。
勘が悪いM男やM女に、かつての私と琴葉は辟易とした。
行間を読む力。それがなくて、いちいち説明しないとわからないなら捨てていた。
言葉が気持ちよく通じる相手。
言わなくても自ら無様な言葉遣いをできるマゾは優秀なマゾ。
昨日まで、Mに対して思っていた私たちの気持ち…。
琴葉の求める理想のM像。
皮肉なことにS女である私だからこそ、それが、、全部わかってしまう……。
私はその自分の能力にこれから未来永劫苦しめられることになるのだ。
『か、嗅ぎました……ちょ、ちょっと汗の匂いがする…にゃん…』
ブラの内側は、少しけば立っていて、仄かな汗の匂いがした…。
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