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性奴隷ステージにB班として出される由香里の披露が行われた翌週…。
放課後の理事長室に桃百合メンバーらが集められていた。
生徒会長奈々美ら現役女子高生に加えて、飼育されている3人の女装娘…。
「…今日は調整事項があります、みんなちゃんと聞いててね…」
そう切り出した涼子は、嬉しそうに安曇の膝に乗って抱きつく万里香や由利亜をチラリと見やった。
「…本題ですが、来週土曜日に…例のステージが開催されることになりました。メインは女装娘のオークション…、当然安曇様からの出品物として、絵梨花ちゃん、夏帆ちゃん、真奈ちゃんの3人は確定してるから…、3人は今日から禁欲してね?」
「えぇ〜!?雑魚ちんぽ弄っちゃダメなの?」
生徒会書記のまみが不満げに挙手した。
「ダメです、当日まで射精厳禁だから、みんなそのつもりで」
ピシャリと教師に釘を刺された現役女子高生らはおもちゃを取り上げられたごとく不満を口にしたが、性奴隷ステージの内容を知っているだけに後はニヤニヤ女装娘らを見定めて…。
「だけど先生ぇ、女子便器は大丈夫?」
「えぇ、それは問題ないわよ?射精させなければいいから、女子便器としては普通に使って構わないわ」
キャッキャッと楽しげに騒ぐ女生徒らの中で女装娘は青ざめた。毎日のように校内で桃百合メンバーの女子便器を務めつつ、射精は禁止など拷問に等しい仕打ちなのだ…。
「オークションは前回同様、落札された方の下に三日三晩貸し出されるわ、真奈ちゃんは始めてだから…ふふ…楽しみにね?」
以前から聞いていたオークションへの出品…、いよいよ現実めいてきたことに不安と期待が過った。
「は、はぃ……要領は絵梨花ちゃん達に…教えてもらってます……」
そもそも…、性奴隷ステージというのは会員制の富裕層らによる非合法なもので、とある女性オーナーが所有するビルのホールで不定期に開催される。
会場は元ポールダンスが行われていたホールで、本格的なステージや照明機材が整っている。
そこに集う会員らは、財力を活かして個人的に所有する性奴隷をステージに出品する訳だが、奴隷の容姿レベルに応じてA、B班に区分されている。
それなりのレベルであればステージには上がれないB班として出品されるが、誰もが羨む特級品であればA班としてステージに…。
なのでA班に出品することはその界隈で大変なステイタスとなるため、会員らはこぞって性奴隷の育成や発掘に余念がないのだ。
A班の者はステージ上でこの上ない淫靡な仕打ちを披露するが他者は指一本触れることが出来ない。
一方でB班の者は、ステージ鑑賞で興奮する会員らの下半身を四つん這いで口淫奉仕して回るなど、その差は歴然なのだ…。
最近では美女奴隷の鑑賞だけに飽き足らず、女装娘のオークションなども並行して行われるなど、ステージは開催を重ねるごとに盛況さを増していた。
「…それでは安曇様、出品するA班とB班の選定ですが…いかがなさいますか?」
「あぁ…そうだな、出品規約は変わらず1人3名までか…」
桃百合という手駒の多い安曇は贅沢な悩みに思案顔…、取りあえず18歳以上の成人が対象という自主規制がある故に、膝に乗せている女生徒などは対象にならない…、女装娘を除いて。
「前回A班のあかりちゃんは…就活で参加が難しいかと…」
「…まぁそうだろうな。よし、A班には涼子と美沙の2名でいい。B班には…日奈子を入れておけ。こないだの由香里は女医のところから出品か?」
「はい、その件ですが…、麻衣さんからは既に3名B班対象者がいるとのことで、由香里さんは安曇様から如何かと相談が…」
「そうか…、まぁ問題ないよ。それでいい」
着々と進む出品調整…、性奴隷を多数抱える安曇が会員の中でも名士とされる由縁…。
会員らの共同出資で開催される性奴隷ステージを間近に控え、出品される者には一様に禁欲が申し渡されていた………………………………………………続
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