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男優役の男らは女装している真奈に特に嫌悪感など示さず、それどころか本当に男子なのかと興味津々に会話が弾んでいた。
真奈はここが女性向け風俗である以上、男優達はBL…つまりホモの類だと女医に聞いていたので女装がどう受け止められるか心配していたのだ。
しかし…彼らは紳士的に真奈を女子として扱い、チヤホヤされることに次第に居心地の良さまで感じていた…。
「とりあえずお試しで出てもらうけど…、お客様からお金取ってる以上変な真似だけはしないでね。お兄ちゃん達の言う通りにしてればいいから…」
再度控え室に入ってきた店長は真奈に念押ししつつ、女医か涼子に聞いていたのであろう、真奈に自前の首輪を付けるよう促された。
周囲の彼らもそろそろ時間かと、程よい筋肉美の裸体にワイシャツだけを羽織り、後はビキニパンツだけという出で立ちで準備を始め…。
(…うわぁ…やっぱりお兄ちゃん達………ここで変に首輪はイヤとか………ないよね…)
首輪を付けることに抵抗はあったが…、場の空気を意識してカチャカチャ自分で嵌める…。
ゴス寄り地雷系ファッションなら首輪もその一部に見えるだろうと…。
時間になったところで、真奈は4人の男優達に連れられてプレイルームへと入っていった。
そこは…半円形の広い部屋で全面黒いマットが敷かれ、異様だったのは壁がすべて鏡張り…。
(…すごい……この鏡、マジックミラーだから…この向こうから女性客が見てるんだ……それに……)
不安げに見渡す真奈の目に、半円形の上側に等間隔で光る赤いランプが…、これは向こう側に仕切られた8つの個室に女性客が入室しているサインであり、それが8つすべて点灯している…。
(真奈ちゃん…首輪付けた女装娘だから、俺達のペットっていう設定でいればいいから…)
真奈を気に入ったのか、終始手を引いていた真島という男優が耳元で囁いた。
彼は中央に一つだけ置かれた椅子に座ると、膝に真奈を座らせて腰を抱き寄せる…、他の男達も各々がゆっくり四方の床に寝そべったりしてくつろいだ雰囲気を…。
プレイルームを半円形に囲む8つの個室は完全防音であり、当然内鍵が掛けられる小綺麗なプライベート空間となっていた。
プレイルーム内の音は各室のスピーカーを通して聞こえる仕組みで、前面がマジックミラー越しに複数人の卑猥なビキニパンツ姿が見えている…。
(ああんすごい…興奮しちゃう…、今日は4人に、でもあの娘何かしら…)
入店時に特別な趣向があるとだけ聞いていた女性客らは早くも興奮しつつ、衣服を脱ぐなど思い思いのスタイルに余念がなかったが、真島に背後から抱かれて座る美少女の存在が気になっていた。
「…真島さん……ちょっと…だめ…あぁ……うむぅ……」
がっしりした体躯の男に腰を抱かれて身動き出来ないままに、真奈はねっとりと唇を奪われた。
完全な女子扱いと場の雰囲気にのまれる真奈は次第に身体の力が抜けていき、サワサワと弄ってくる大きな手に身を委ねてしまう…。
膝上のミニスカは淫らに捲られ、お気に入りの水色レースパンティが露出すると吐息も荒くなっていく…。
(はうぅ…ん……真島さん…ああんすごい…もう勃起してるうぅ……)
上手なキスにほだされた真奈の太ももに、熱く隆起したビキニパンツが触れていた。
横目でチラチラ他の男達を見ると、彼らの股間もはち切れんばかりにビキニパンツを盛り上げていて、寝そべりながらそれを女性客らに見せ付けているように…。
(ああん…あの娘真島さんとキスしちゃって…なんなの?)
女性客らは膝上の美少女に訝しげな視線を投げていたが…、次第にミニスカが捲れ上がりながら真島のリードによって大股開きになった時…、全員が異変に気付いた。
(ちょっ…!?えぇっ?待って…あの娘…男の娘なの!?)
露出するぷっくり膨れた水色パンティ………
女性客全員が不自然な膨らみに気付いた途端…、爆発的な妄想世界が広がった。
男4人に拉致られた女装ショタ……………
妄想…?いや、現実に目の前の光景が…………………………続
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