舞は純平にカカオを送る
舞「最悪。もう時間ないから走って帰るね。私今めちゃくちゃ臭いw」
純平「大変だったね。気をつけて帰ってね!うんこちゃんw」
舞「おい!覚えてろよ!w」
いつも通りの二人のふざけたやりとりだった。
舞は深呼吸をしてから、トイレを出て、公園内をダッシュで走った。
人とすれ違うときは極力離れていたし、
ランニングウエアを着て、首にタオルを巻いて走ってる姿はいかにもそれっぽかった。
道ゆく人も、まさかこの走ってる女性のお尻がうんこまみれだとは想像もつかないだろう。
ただ、においだけはごまかせないので、「ん?」となってる人はいたかもしれない。
はじめはダッシュで走っていた舞だったが、体力がないため息を切らしてペースを落とした。
公園を出て並木道になると、舞はヘトヘトになって走ることができなくなってついに歩いてしまう。
下を向いて出来るだけ誰にも顔を見られないように早足で歩く。本当はダッシュで走ってすぐさま家に帰りたいが、その力が残ってない。
通勤、通学の人もちらほら歩いている中、羞恥心に押し潰されそうになりながら、やっとのことで自宅マンションにたどり着いた。
舞は家に入ると服を着たままお風呂場に入り、頭からシャワーを浴びた。
シャワーを浴びながらウエアを脱ぎ、全身をボディーソープで丁寧に洗い流す。
うんこまみれのウェアからは黄色い水が流れる。きれいになる気配はない
時間のない舞は脱衣所で体を拭き、バスタオルを巻いたまま台所からビニール袋を取り出し、
ビチョビチョに濡れたランニングウェアを突っ込んで口を縛り、
洗濯機の底に投げ入れ、その上にバスタオルなどを放り込んで洗濯機の蓋を閉めた
普段着に着替え、濡れた髪のまま母親の仮面をかぶった舞は子供を起こし、朝食を作りまるで何事もなかったかのように1日が始まるのだった
END
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