『第十五章』
結菜が戻ってみると、愛美は淡いピンク色をした長襦袢を着て、正座をして待っていた。
ただ、本来、長襦袢は、アンダーバストの辺りを紐で結ぶのだが、そんなことは知らない愛美は、自分の最も細いウェスト部分で結んでいた。
しかし、そもそもプロポーションが良い愛美だけに、普通の着こなしよりもはるかに妖艶に見えた。
「とても綺麗ね。愛美さん。」
その言葉に愛美は応えることなく、顔を紅潮させたままゆっくりと身体を捩じっていた。
この様子に、何か違和感を抱いた結菜だったが、それについては触れず、愛美の目の前にパスタの皿を置いた。
しかし、食事をさせる前に、愛美に目隠しをする為に手拭いを取り出した。
「蔵にはいくつもの鏡が置かれているけれど、今回は自分の姿が見えないようにしてあげるから・・・・」
こうして手拭いで目隠しをしてから・・・
「あの時はケーキだったけど、今回は冷製のパスタ。これなら、犬食いをしても食べ易いと思って・・・・。」
愛美は小さく頷くだけで、命令に逆らう素振りもなく前のめりになって両肘を床に付き、尻を敢えて高々と持ち上げるようにして食べ始める。
その様子を見ていた結奈は、愛美が顔を踏まれたいんだろう・・・とは思ったけれど、最初に計画していたことを実行することにした。
「食べていていいからね。愛美さん。」
結菜はそう言うと、高々と持ち上げられている尻を撫でた。すると、ローターの振動を感じ取った。
「そう・・・。洗腸をした後に、玩具を入れたんだ!」
これは、静かな時間が経てば経つほど、冷静になってしまう自分を恐れて、愛美は、ここにやって来る時に入れていたローターを入れて待っていた。いわゆる焦らし責めを自らに課したのだ。
「それはともかく・・・まずは、お尻の穴が綺麗になっているか、確認するわね。」
そこまで言うと、愛美の膝を軽く上げさせ、長襦袢の裾を広げていき、最後に大きくそれを捲り上げた。
案の定、愛美のアナルにはローターが埋め込まれていた。
「これは抜くわね。
その替わりに、これを入れてあげる。」
それは肛門鏡である!!
コレをじっとりと濡れているおまんこに突き立て、潤滑油を塗り付けた後、ゆっくりとアナルの中に埋めていく。
アナルに冷たい金属らしき物を入れようとする結菜に対して、愛美は無言のまま、屈辱に堪えながら食事を続ける。
「これから開いていくけど、力を抜いたままにしておいてね。」
開いていく・・・とは、何を意味するのか、愛美には分からなかったけれど、じわじわと肛門が広がっていくのが分かった。そして、その数秒後、愛美は肛門の中を見られてしまうのだ!と気付き、一気に凄まじい恥ずかしさに襲われたけれど、それに堪えるしかなかった。
ある程度、肛門が広がってから、ペンライトで結菜が中を覗き込む。
当然のことながら、綺麗な直腸の壁が見えるだけだと思ったけれど、違っていた!蔵を出る前に噴き出したはずの疑似ウンチである蒟蒻が、たっぷりと詰め込まれていたのだから・・・。
「愛美さん。これを・・・自分で入れたのね!
玩具でお尻の穴を責められるだけより、この蒟蒻が直腸の壁をぐりぐりと擦り上げられる感覚が、お気に入りになってしまったの・・・?
それとも、二穴責めで両側から薄い肉の膜を擦られる感覚の虜となってしまったのかしら・・・?」
愛美は恥ずかしさに堪えながら食事を続けたけれど、その間にも、もっと酷い言葉で責められたい!!と思ってしまった。
この時、静かに蔵に入って来た久美子が、部屋の端にあるテーブルの所にある椅子に腰掛け、愛美たちの様子を観察する。
そして、愛美と言う女が、アナルだけを責められるよりも、二穴責めを望んでいることを知り、ますます愛美のことを軽蔑することとなる。
本来の性器であるおまんこは、子供を授かり、生む神聖な肉穴であって、久美子はバイブ等を入れたことがない。さらに、夫とのプレイ中においても、おまんこに男性器を入れられることを拒んだ。
快感を貪るのは、神聖な穴を汚すことのない浣腸責め、アナル責めやアナルセックスに限定していた。
これは久美子独自の性に対する考え方ではあるけれど、二穴責めを望む愛美は汚らわしい女でしかなかった。
※元投稿はこちら >>