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「さぁこっちにいらっしゃい、どんなふうに実験されてるのか見せてやるわ」
美咲は村瀬の前に引きずられ、正面至近距離に正座させられた。
全裸で縛られていたように見えたのは錯覚で、実際には鉄管を掴んで直立不動に立っているだけだった。
下半身はアメ色のゴムパンツを装着していて、そのピッチリした中に仮性包茎のマゾちんぽが真上を向いて苦しそうに透けて蠢いている…。
「今はこのモルを使ってゴムパンのね…、もうほとんど完成形だけど」
アイデア提供だという係長が進み出て説明を始めた。その薄いゴムパンは太もも付け根をしっかり締めるバンドが際立つ深穿きタイプ…。
「これどうやって使うか分かる?」
問いかけに美咲は首を振る…。
初めて村瀬に会った日、彼はビキニタイプのゴムパンを穿いていたが、あれは陰茎を真下に押さえ付ける貞操帯を兼ねていると主人は言っていたが…。
目の前の水泳タイプにも見えるゴムパンはキツそうに見えても勃起する余地はありそうだった。
「ふふん…これはね、こうやって…」
係長は手にした有線の四角い電極パッドを、ちょうど勃起する陰茎あたりに付けられたポケットに差し入れた。
(あぁ…これ外側からおちんぽに刺激を…)
4センチ四方のパッドがその為であることは直ぐに分かった。
「まぁ使い方は人それぞれだけど…、例えば満員電車の中で、気に入った娘の真横に立ってこっそり射精…とかね」
(変態ぃ…っ!?そ、そんなことを…)
「ははっ…案外そういう秘事が好きなんだよ男ってのは。だからこのまま中にぶちまけても、漏れ出さないように足の付け根部分を改良してるんだ」
商品コンセプトに自信有りげな係長はパッドから伸びるコントローラーをゴムパンの腰に差してニヤニヤ笑う…。
「モル、シチュエーションは満員電車で、つり革で立つお前の前に美人が座ってる…だ。変態のお前はその女に顔射する…」
全頭マスクの村瀬は無言で頷く…。
そしてスイッチがオンになった。
(…あ…、あぁん…おちんぽが、あぁ…)
美咲の眼前で電極パッドが音もなく微振動を繰り出し、汗で蒸れた飴ゴムの中で大きなイモムシが更に真上に勃起する…。
モルモットは忠実にシチュエーションを想像し、美咲を見下ろしながら僅かに荒い鼻息で喘いだ。
そして…。
電極パルスに責められたマゾちんぽは微動だにしないまま大量の精液を吐き出した…。
(…村瀬さん…あぁ…)
スタッフに囲まれた衆人監視の中で射精した全頭マスクのモルモットはあまりに惨めだった。
そのまま直ぐに隣りのランニングマシンに乗せられると通常歩行の速さでウォーキングが始まり、ゴムパンの中にぶちまけた精液が漏れ出さないかのチェックまで実験は続いた。
「なかなか良い仕上がりじゃないの係長?」
「ええ、この分ならこのまま製品化でも…」
美人社長に褒められ嬉しげに答える係長…。
実験後、モルモットはトイレ横のシャワールームに遣わされていた。
「まぁこんな感じで…美咲も女性用グッズの実験台になるの。嬉しいでしょ?」
「…はぃ…綾音様…、私でよろしければ…頑張りますので…」
惨めすぎるモルモットの姿を自分に重ね、美咲は深く甘い吐息を隠さなかった…………………………続
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