『第十一章』
そして・・・とうとう、アナルバイブで自分の肛門を責め立てる時がやってきた。
「トリプルショック ギドラ3」
それを手にした愛美だったけれど、本当に、自分でこれをアナルに突っ込んで、実際にされたように激しく責め立てることが出来る・・・とは思えなかった。
しかし、それを入れてしまいたい気持ちが、それを眺めているだけでどんどんと強くなっていく。
それなのに、どうしても勇気が出ない!!
そこで、新たな方法を考えることにした。
道具類の中から縄を手にする。その中央の辺りを首に引っ掛けると、二本の縄を胸の少し下あたりで一つ、結び目を作る。そこから二本の縄をアンダーバストに沿って這わせていき、後ろの回した縄を今度は、胸の上側を通して結び目を作る。
それでも少し余っている縄を、今度は上下の縄を繋ぐようにして、乳房を二本の縄で挟み込むようにする。
すると愛美の豊満な胸が、前に厭らしく突き出すような形となった。
そこまで済むと、次は乳首用のローターを乳首に挟み、コントローラーを乳房に掛けられている縄に挟み込んだ。
さらに、道具の中から「ダブルスキンディルドM(机)」を手にしてから、姿見の前に自分の姿を晒す。
床の上にディルドを立て、まずは足を開いた両膝立ちのポーズを取る。それから縄に挟んであるコントローラーを外して手に取ると、両手を頭の上に交差させるようにして組む。つまりは、何者かに縛られて、乳首責めをされるシーンを作り出したのだ。
愛美の思惑としては・・・乳首責めでの焦らし責め、次にディルドを跨いでのオナニーを強要されるも、逝くことが出来ないまま延々と責められる。そして、我慢が出来なくなった時に、「二穴責めで逝かせて下さい!!」と、自分自身に言わせるつもりなのだ。
そして、この計画は即刻、実行されることになる。
難く目を瞑ってから、スイッチを入れる。
「あんっっっ!」
甘い声を上げてしまうが、すぐにもスイッチをもう一度押すと、緩めの振動から強い振動へと変わる。
『ああぁぁぁーーっ』
愛美は、今度はしっかりと目を見開き、姿見を見ながら上半身をくねらせる。
縛られて乳首責めを受ける哀れな女を演じるつもりだったけれど、鏡に映っている女は、さらなる責めを懇願するような潤んだ目をしている。
そして、それならば・・・と、もう一つ、スイッチを押す。すると、振動は最強となり、乳首に痛みを感じるほど強くなる!
『ああううううぅぅぅっ!!』
愛美は一瞬、背中を丸めるようにしてその刺激から逃れようとするが、しっかりと乳首を挟み付けている為、逃げられるはずもない。
愛美は小さく顔を左右に振りながら、その痛みに堪えている。
すると、その痛みがやがては激しい疼きとなり、この強い刺激にも身をくねらせて快感の渦へと巻き込まれていく。
『ああぁぁぁーーっ!許してっ!!ああぁぁぁん!!』
愛美は、もはや声を槌み殺すことなどすることなく、声を上げる。
だが、心の中では・・・・
「もっと、虐めてっ!」
「もっと、甚振るように責めてっ!」
「乳首責めだけでは満たされなくなるまで、延々と責め嬲ってっ!」
と、叫んでいる。
それが分かっているだけに、次の振動へとスイッチを押す。今度はパルス状の振動に襲われ、そのリズムに合わせるように、愛美の身体は小刻みに震える。
さらに次は、このパルス状の振動と強い振動が交互にやって来るパターンとなる。
そこからは、ランダムにスイッチを押すことで、愛美は自分の乳首を責め立てる。
全身を波打つようにくねらせたり、おっぱいをわざと揺らすように左右に身体を捩じったり、やがては腰を大きくグラインドさせたり・・・
当然のことではあるけれど、溢れ出した愛液は内腿を這い降りていく。それを、僅かな風が、愛美に教えることになる。
ちなみに・・・愛美がベランダから戻った際、少しだけ扉を開けておいたのは、ベランダで感じた風が、刺激的だったからである。
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