『第六章』
この時の愛美の気持ちは・・・ただ一つ。
これ以上アナルオナニーを拒み続ければ、寝ている間の夢の中だけではなく、白昼夢まで見るようになってしまうかもしれない!
自宅以外の場所でのトイレの中で、おしっこをするだけでも、淫らな欲望に負けてオナニーをしてしまうかもしれない!
たとえ、毎晩のように、何度もバイブを使ってオナニーをしたとしても、決して満たされることなく、アナル責めを望む気持ちが大きくなるだけかもしれない!
もしも、次回、華蓮からメールが届いた時には、自分から懇願してメス犬奴隷へと堕ちてしまうかもしれない!
そんな恐怖に身体が震えてしまう。
もはや・・・後戻りなど出来ない!!
そう思った愛美は、すぐにもお風呂に湯を張ることにした。
それだけではなく、すぐに服を着て外へと出ると、近所のコンビニへ・・・。そこで数点の商品を購入して自宅に戻る。
そして、覚悟を決めた愛美は、例のバッグをリビングのテーブルに広げると、その全ての梱包を解き、一つ一つ道具を並べていく。
ディルド、バイブ、アナルバイブ、浣腸の道具、その他・・・・。
それから、実際に華蓮に渡すかどうかは別にして、自分の姿を動画に撮っておくことを考え、デジタルビデオカメラを、姿見の横に置いた椅子の上にセッティングする。
しかし、この一台だけではなく、以前に使っていたカメラも取り出し、それをバスルームに設置する。
これから自分が何をしようとしているのか・・・その全てが分かっている。
しかし、まさか自分がこんな女へと堕ちてしまうなど、あの日の帰りにタクシーの中では思いもしなかった。その後、一週間、十日以上経ってもオナニーすることなく、卑猥な誘惑に負けることなく闘ってきた。
だが・・・そうした我慢のし過ぎが、淫らで残酷な夢を見させてしまうほど、欲求不満を募らせてしまったのかもしれない。
そんなことをぼんやりと考えていると、風呂の準備が出来た。
愛美はリビングの端まで行き、薄手のレースカーテンの隙間から外を見てみる。平和そのものと言える日常が、そこにはあった。
愛美の住んでいるのは七階。周りを見れば、高層マンションがいくつも建っているけれど、真昼間から覗き見する者もいないだろうし、この薄手のカーテンだけでも、光の乱反射によって中までは見られることはない。
それだけを確認すると、愛美は姿見の前に立つ。
そして、徐に首輪を付けると、その場にしゃがみ込んだ。
そして、愛美が自分自身に語り掛ける・・・・・
(愛美・・・・。)
世間に知られているノーマルな愛美が、淫欲に負けてしまったマゾ女である愛美に語り掛けたのだ。
(愛美。本当にいいのね。それで・・・・)
それに対してもう一人の愛美が応える。
『もう・・・我慢が出来ないの。
あの日から、この日がいつかやって来ると思っていた。それが、現実になってしまっただけ。』
そう言うと、愛美は着衣のまま首輪を付ける。これは、愛美自身が覚悟を決める儀式だった。
そして、無言のまま服を脱いでいき、下着姿になると、一度だけ躊躇ったけれど、すぐにもそれらを脱ぎ捨ててしまう。
『私の姿を見て、蔑んでください。』
愛美はカメラを見つめながらそう言うと、その場にしゃがみ込む。
まずは足を開いた体育座りなり、次に両手を後ろに付くようにして、身体を斜めに倒しながら身体を支える。そこから腰を大きく上に持ち上げ、股間をカメラの前に晒す。
愛美は、自分自身の意志で、過去の自分、世間が知っている愛美に対して、見せ付けるようにポーズを取る。
『もう、濡れてるでしょ。恥ずかしいのに、情けないのに、惨めなのに・・・私・・・・。』
愛美はそこまで言うと、言葉を失ってしまう。
しかし、そのポーズのまま片手を股間に這わせ、ぱっくりとおまんこを開いてしまう。そして、躊躇うことなく放尿をしてしまった!
「ああぁぁぁーーー」
哀れな愛美の声だけではなく、放尿によって床を汚す音までも響き渡る。
さらに、全ての放尿を終えた愛美は、次には肘を曲げた四つん這いの姿になり、自分が出したばかりのおしっこを舐め始める。
(そこまでするの?愛美。)
『見たくなければ、見なくていいの。・・・御免ね。』
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