『第三十七章』
二人が髪も洗ってバスルームを出ると、タオルを身体に巻いた結菜と愛美は、SMルームにある個室へと誘った。
「帰る時の服が無いって聞いているから、この中から好きな物を選んで下さい・・・って、奥様から言われているの。
だから、好きな物を選んでね。ただし、下着はここにはあるにはあるけれど、普通の物はないから・・・・」
確かに、衣装は沢山ある。ウェディングドレスに、キャバ嬢の着るような大胆なドレス、昔のボディコン風の衣装とか・・・。他にも、OL楓、女教師風、女子高生風、さらには女性戦士をイメージするコスプレや、ハロウィン系のコスプレもあるようだ。
そこから、胸の辺りにフレアの飾りのついているボディコン風の服を選んだ。しかし、下着は選ぶ気にはなれなかった。ほとんどが、胸も股間も隠せるような物など無かったのだから・・・・。
すると、結菜が言う。
「まだ、着るのは後で・・・・。
さあ、あまり時間はないと思うから、思いっきり楽しみましょう!」
こうして再びSMルームへと戻ると、ベッド近くの壁にある収納棚から、タオルケットとシーツを取り出し、手早くそれをベッドに敷くと、すぐにも玩具をたくさん並べられていたワゴンに近づく。
愛美も、持って来た服を手近なフックに掛けてから、結菜の手伝いをする。
「私、アナルセックスなんてしたくないの。聞くところによると、男って中に入れたら、中で出し入れをするだけって言うから・・・。
奥を突かれるのって、確かに気持ちが良いけれど、それなら先端が振動するタイプのバイブの方がずっといい。
それに、お尻の穴を出たり入ったりする異物の感覚の方が好きだから、例えば、こんなタイプの物を使いたくなる。」
結菜がそう言って手にしたのは
『アナル・ザ・ドクター スティック ドリルタイプ電動』
「細いけれど、小さくても鋭いカリを持ったモノが、中にズッポリと入って来る、それも連続で。そして今度は抜かれる時には、入れられる時よりもはるかに刺激的なの。
それで言えば・・・これもそうかな。」
それはバイブではなく吸盤付きのディルド。
『吸盤アラブ なかせるソフト 黒M』
「このカリの凶暴さって素敵っ!!連続して犯される感覚って、やっぱり、こうした玩具じゃないと味わえないわ。
それから・・・」
・・・と、結菜の興奮は収まる様子はない。そして、愛美の方を向くと、うっすらと笑みを浮かべながら言う。
「まだ使っていないバイブがあるけど・・・、どっちを使ってみたいの?」
そう言いながら、二本のバイブを愛美の前に突き出す。太くて柔らかいタイプとピストン式のバイブである。
「ふーーーん。こっちが良いんだ!」
愛美がチラッと見てしまったのは、亀頭が膨らみながら奥を突くタイプのバイブ(オーシャンズ6)。
「じゃあ、使ってみたら? 使ったモノは持ち帰ってもいいことになっているから、ここでのことを思い出しながら、何度でもオナニーが出来る。
これまでに使ったバイブやお尻の穴用のバイブも、全部、愛美さんのモノ!」
「私は、そんな・・・・・・・」
しかし、こうした玩具を使ったプレイで、幾度となく絶頂へと追いやられた経験を、忘れるはずがない!とはいえ、ここでの体験を思い出しながら、自分の意志で、自虐的なオナニーなどしたくない!と言う気持ちもある。
「さあ、さあ。それを入れてみてっ!」
バイブを持った上機嫌な結菜が、愛美をソファーへと導いていく。
「そうね。ソファーに横向きに立ってから片膝をソファーに乗せて、お尻を後ろに突き出すようにして・・・
今は二人っきりだし、カメラもないし・・・。」
男性とのセックスでは、まともに逝けたことがない愛美だけに、バイブには魅力を感じるし、見ているだけでも、その卑猥な動きに身体が火照っていく。
「一人でするのが嫌なら、一緒にしましょ!」
結菜は、その言葉が終わらない内に、低いテーブルの上に真っ黒でカリが連なった吸盤付きのディルドを立て、ゆっくりと腰を沈めていく。もちろん、アナルへ・・・・
こうして、結菜がゆっくりと動き出したのを見て、愛美はバイブの先端をおまんこに押し当てる。すると、いつの間にか先端部にはローションが塗られていて、軽く突いたつもりなのに、ズルっ!先端が入ってしまう。
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