『第二十章』
「これでは埒が明かないから、とりあえず止めておきましょう。
さあ。これなら歩けるでしょ。」
荒い息をしながら、何とか呼吸を整えようとするけれど、それが精いっぱいで、足がガクガクと震えてしまい、歩けるような状況ではなかった。
愛美は、ただただ受け身のまま佇むだけで、許しを請う言葉さえ浮かばないほどの放心状態だった。
ただ、アナルの刺激に、体験したことがない快感を味わいながらも、逝くことが出来ない状態は辛かった。浅ましい姿を晒したとしても、一度は逝って楽になりたい!そんなことを、朧げに思っていた。
「どうしよう。せっかくだから家の中を散歩するか、庭で遊ばせてあげようと思ったのに・・・・。
仕方がない。一度、休憩をしましょう。
陽菜。キッチンへ行ってデザートを運んで来て。」
その言葉に、あっさりと部屋を出ていく陽菜。
そして、愛美を放置したまま、華蓮は結菜を散歩させる。
その方法は、それぞれの器具のところまで行くと、濡れた股間を器具の脚だったり、ポールに擦り付け、マーキングをしたり、その愛液を舐めさせたりする行為である。
一方、愛美は命じられていない為、四つん這いのポーズを一人、撮り続けていたけれど、それも辛くなり、崩れ落ちるようにしゃがみ込んでしまった。
どれくらいの時間が経ったのだろう。
陽菜が部屋に戻ってきたのだが、陽菜自身は何も持っていなかった。
その訳は・・・。この家に住み込みで会社のアルバイトをしている女子大生が、暇な時間だけは、この家のメイドとして働いている。その女性大生に、デザートと飲み物を乗せたワゴンを運ばせていたのだ。
しかし、その女子大生は、首輪を付けられ、淫らなセーラー服姿の愛美を見ても、驚いた様子はなかった。
「この方は・・・?」
「ああぁぁ。社長の御機嫌伺いの生贄にされた、○○社の新人お嬢さん。」
「でも・・・・、初日にここまでしなくても・・・」
「華蓮様に言わせると、根っからのマゾ女みたいだから・・・彼女を喜ばせてあげようってことになってね。
それはともかく、お茶とデザートの用意をしなさいよ。」
こうしてソファーの前にある低いテーブルの上に、二人分のデザートとお茶が、・・・・そして残りの二人分の皿に乗ったデザートは、床の上に。さらにお茶は、少し深めの皿に注がれて、そのデザートの横に置かれた。
ちなみに、デザートはイチゴのショートケーキとモンブラン。
そこに、散歩を終えて華蓮と結菜が戻って来る。
「さあ、さあ。お茶にしましょう。」
華蓮はそう言うと、何の指示、命令をしないまま、ソファーに座ってデザートを食べ始める。もちろん、ホークを使って。
一方、散歩から戻った結菜は、すでに分かっている・・・と言うように、デザートの前まで歩いていくと、四つん這いのまま手を使うことなく顔をデザートに近づけ、犬食いを始める。
陽菜と女子大生は、結菜の様子を見ているだけで、愛美のことを無視している。
こうして少し時間が経ってから、女子大生が口を開く。
「美しい女性ほど、プロポーションが良い女性ほどプライドが高いから、辛いわね。でも、早くこれを食べたいんでしょ!下品で惨めなメス犬になって・・・」
新たな女性の登場で、改めて激しい羞恥と屈辱に襲われてしまった愛美。
しかし、そんな愛美を甚振るように、再びアナルのローターが動き始める!
「結菜と同じポーズを取って、尻をくねらせながらデザートを犬食いしさない!!」そう、リモコンを持っている華蓮が暗に命じたのだ。
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