『第三十二章』
その話が終わろうとした時、華蓮が目で合図を出したのか、折り曲げられていた足が、グイッと陽菜の手で持ち上げられ、股間を露わにされてしまう。
するとその股間に誰かの顔が近づき、割れ目に息が吹き掛けられたかと思うと、その割れ目からクリまでを、ねっとりと舐め始める。
これまで、華蓮も陽菜もそうした舐める行為をしていなかったので、相手が結菜であると思われた。
そして、その甘美な舌使いから逃れようと、腰をうねらせるようにして拒んだ瞬間、アナルのバイブが動き出した!先端と中央のローターが、同時ではなく一定のリズムを作って・・・・
そこで華蓮が言う。
「これから、愛美を何度も逝かせてあげるわ。
アナルを責められながら、クリを舐められて逝かされる。
アナルを責められながら、おまんこに太いバイブを突っ込まれて・・・。
クリもおまんこも責められず、アナル責めと乳首だけで逝くまで・・・。
分かる!?
常にアナルを責められながら、逝かされることを繰り返して、愛美の身体にその感覚を覚えさせるの。すると・・・クリだけ、おまんこだけ、乳首だけのオナニーでたとえ何度も逝ったとしても、物足りなさを感じてしまう。
そう!!オナニーでも、アナルに何かを突っ込んだ状態でなければ、満足できないようなアナルマゾに調教するってこと。」
「そう言うところが意地悪なのよね。華蓮は・・・・」
その声は女子大生の紀香である。聞こえてきたのは、愛美の足元の方向から・・・。つまり、紀香はアナルに突っ込まれたバイブと、股間を舐めている結菜の顔を、同じ画角に入れながら撮影をしているのだ。
そこへ、いきなりシャッター音が聞こえる。それは愛美の上の方からで、愛美の表情を撮っているように思えた。
しかし、そんなことを気にしている場合ではない。
華蓮がズルズルと、先端の亀頭部分だけを残し、二つの玉を引き出し、再び三つ目までズンッ!と突いたのだ。
それが二度、三度と繰り返されたかと思うと、次には最後の玉まで強引に入れようとする。しかし、最後の玉は最も太いだけではなく、そこまで入れてしまうと、大人の結腸の長さを考慮すれば問題はないけれど、直腸の奥の壁を強く突いてしまう可能性があるので、慎重を期して配慮しているのだ。
四つ目までを入れてしまうと、そのまま手では動かすことなく、振動パターンを変えて責め立てる。
三つの玉を同時に強く振動させたり、外から奥にリズミカルな振動に変えると、まるでピストン運動で犯されているような感覚になると言う。他にも、波を打つような強弱があったり、ランダムで予想できないようなリズムまである。
華蓮は、そのリズムが変わる度に、愛美がどんな反応を示すのかを、にやにやしながら見ている。尻がギュッと締まる瞬間や、暫く強く締めた後に肛門が緩んでしまった瞬間など、愛美がどんな快感と闘っているのかを想像しながら楽しんでいるのだ。
「さて・・・そろそろ、結菜も本格的に責めてあげてね。
こっちも、バイブを小刻みに、激しく動かして責めるから・・・、良いわね!」
そして、クリに吸い付くようにして責め始めた結菜とタイミングを合わせ、華蓮の操るバイブが、小さく小刻みに動かされたり、三つの玉までを長いストロークで出し入れしたり、一旦抜いてから一気に四番目まで、串刺しをするように突っ込んだり・・・・
「あぁぁぁっっ!!た・・助けてっっ!!気が・・・狂いそうっ!!!」
「狂っていいのよ。アナルを犯される喜びを全身で感じて、これまで体験したことの無い激しい絶頂まで駆け上るのっ!!!
何も考えちゃダメっっ!!
理性なんてかなぐり捨てて、変態のマゾ女として狂ってしまうのっ!!!」
「ああぁぁーーそ・・そんなこと。わたし・・・・」
愛美の言葉はこれ以上続くことなく、激しく荒い息をしながら、身体を無意識の内に悶えさせるだけで、まともな抵抗などできなくなっていた。
愛美のアナルは、すでに力を込めて強く窄めることなどできず、自分の意思と言うより、反射的にしかアナルを締め付けることしかできなくなる。
こうなってしまえば、バイブは自由自在に動かされてしまう。
強く締め付けている際には、強引に挿入される際に強い被虐感があるが、力が抜けてしまうと、抵抗する術がない故に、肛門の内側を擦られる卑猥な感覚を甘受するしかない。
さらに、アナルを締められないと、よりバイブの振動が強く感じられ、その上、三点とも違った振動で責められると、まさに快感に翻弄されるように、愛美の尻が淫らなうねりを止められなくなってしまう。
そして、遂にその時がやって来る。それは、激しかったアナルバイブの動きが止まってほんの僅かの停止状態から、一気にバイブが引き抜かれた瞬間だった。
「あううぅぅぅぅっっっ!!!!」
その時には、愛美は身体全体を仰け反らせるようにして硬直し、下腹部だけではなく全身がわなわなと震えるような痙攣を起こしてしまった。
『第三十三章』
「素敵な声ね。愛美さん。
どうなのかしら・・・?クリで逝けたのかしら?お尻の穴で逝っちゃったの?」
そんな皮肉な言葉に、愛美は反応などすることなく、まだ小刻みな痙攣を繰り返しているだけだった。
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