『第三十一章』
「さあ・・・・まずは、準備をしておかないとね。
怖がらなくてもいいの。まだ、準備をするだけだから・・・・」
その直後、アナルにローションが指で軽く塗られると、すぐに冷たいガラス浣腸器のノズルが突き立てられる。
(こんなベッドで浣腸をされてしまうの!?)
そう思った愛美だったが、そうではなかった。
ゆっくりとシリンダーが押され、ぬるま湯のような物が僅かだけ注入された。
「これは、ぬるま湯で希釈したローション。
アナル責めの時に、何度もバイブにローションを塗っても、すぐに乾いてしまって動きが悪くなってしまうから、予め、お尻の中に薄めたローションを入れておくの。そうすれば、バイブを奥に突っ込んだ際に、ローションがバイブに絡んで、引き出す時に肛門の内側にべっとりと塗られる。
つまり、面倒なローションの追加をしなくても、アナル責めが続けられるって訳。」
そして、いよいよあのアナル用のバイブによって犯されることになってしまう。
しかし、そこは陰湿な華蓮のこと、簡単には入れようとはしない。
おまんこの縦筋に沿って動かし、これから何が入れられるのかを、無言のまま愛美に知らせる。
「欲しかったんでしょ。これが・・・・
それも、必死に抵抗するように締め付けているお尻の穴を、無理矢理、犯されることを・・・」
すると、バイブの先端がアナルに押し当てられると、ほんの僅かだけ挿入される。
そもそも男性器のように、いきなり太い形ではない尖った感じの先端だけに、簡単に入ってしまった。
しかし、それは華蓮なりの責めるやり方なのだろう。
先端だけを入れることで、愛美に肛門をしっかり締め付けるように仕向け、その拒絶している肛門を無理矢理、犯そうとしているのだ。
ただ、それが分かっていても、恐怖には勝つことが出来ず、無意識の内にアナルを締め付けてしまう。
そして、この時を待っていた!と言わんばかりにグイグイと先端が奥へと押し込まれていく。
「ううぅぅぅぅっ」
最初の長めの鬼頭がはいってしまうと、アナルから出ているバイブの根元を、円を描くように動かして、肛門の内側を捏ねるように責める。
そして、一瞬、その動きが止まったかと思うと、次の小さめの玉が入ってしまう。
さらに、鬼頭よりも太めの三番目の玉が、ゆっくりと愛美のアナルを押し広げながらじわじわと奥へと捻じ込まれていく。
激しい痛みがある訳ではなかったが、その無理矢理、押し広げられる感覚は、まさに強姦の感覚そのものに感じられた。
ようやく、その三番目の玉が入ると、動きが止まる。グリグリと責めるような動きもない。ただ、無理矢理、広げられた為か、激しい痛みこそないけれど、ジンジンとするような疼きに襲われた。
その為、ほんの僅か気を抜いた瞬間、なぜか一気にバイブが抜かれてしまい、その瞬間、愛美は「ひぃぃぃぃっ!」と言う、声にならない悲鳴を上げてしまった。
想像を超えた凄まじい快感が、まるで電流のように、アナルから脳天に抜ける感じで背筋を駆け上った!
そして、暫くは挿入されることなく、アナルの入り口をバイブの先端が、ツンツンと付くような動きを見せていたのだが、ある瞬間、今度は三番目の玉まで、ズブズブ!と言った感じで突っ込まれてしまう。
「ああぁぁぁぁぁっっ!!!」
それまで饒舌だった華蓮は、今回だけは無言のまま責めた。
どんなタイミングで、どんな風にバイブを動かすのかを、愛美に悟られないようにしていたらしい。
しかし、三番目の玉を入れたままの状態で、バイブを動かすこともなく話し始める。
「どう?痛かった?
これまでどんなオナニーをしてきたか知らないけど、指を二本咥え込みながら浣腸に堪えていた愛美なんだから、それほど痛くはなかったでしょ。
それに、今、本当は激しく動かしてもらいたい、電源を入れて責められたい、って思っていても、絶対にそんな言葉は言えないでしょ。
プライドの高い女って、いつもこう・・・・。被害者ぶって、変態のマゾ女なんだ、って認めようとしないんだから・・・・」
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