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SM・調教 官能小説

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191
投稿者:雄一
応接間の大きな窓硝子の向こうに、数本の緑の木々が見えていた。
 四時を過ぎたばかりの刻限だった。
 あの辺りが、ここへ来るときに通ってきた区立公園なのかも知れないと思いながら、ソファ
、のほうに振り返ると、模様が何も入っていない、濃紺のワンピース姿に着替えた益美が階段
の下に立っていた。
 腰に廻した白のベルトが、益美の身体の括れを際立たせている。
 髪も化粧もきちんとし直されて、覗き部屋で見た彼女と別人のような雰囲気を、全身に漂わ
せていて、眼鏡をしていない奥深い目が、骨董品か絵aなたの画でも見ているかのように澄んで
いた。
 二人の距離は三メートルほどだったが、名前も知らない花の花粉のような、これまでに僕が
嗅いだことのない匂いが、僕の鼻先にも漂ってきていた。
 「あなたの背中って、あなたの年齢とは全くそぐわっていない」
 「何だよ、いきなり年寄り扱いかよ」
 「ううん、私、この歳で恥ずかしいくらい、惚れ惚れと見ていたの」
 「気づかなかったよ」
 僕が後ろを振り返る前からここにいた、と益美はいって、
 「外を見て何を考えていたのかなって思って」
 「あんたのことだよ」
 自分でそういって、気恥ずかしさに苦笑いをすると、
 「正直な人」
 と益美はいいながら、窓の近くにいる僕ににじり寄ってきた。
 豊潤な花粉のような匂いが、さらに強く僕の鼻孔をついた。
 益美の細い両腕が、飛びつくように僕の背中に纏わりついてきた。
 シャンプーしたての髪のいい匂いが、益美の身体から発酵されている花粉のような匂いと、
争わない感じで僕の嗅覚を、妖しげに戸惑わせてきていた。
 「俺はあんたの可愛い姪の恋人だぜ」
 僕は軽く弄るようにいってやった。
 益美さんというのを、あんたと呼んでいることに、僕はそこで気づいた。
 「今は二人だけ」
 と彼女はすぐに切り返してきて、僕に弄りの言葉をいわせないように、爪先を上げて、唇を
唇で強く塞いできた。
 塞がった口の中で、益美の滑らかな舌が僕の舌にすぐに絡んできた。
 歯磨きまでしてきたのか、益美の口からミントの混じったような匂いが、僕の口の中に広が
った。
 この時点で、僕の下半身はもう躍動の気配を窺い見せていたが、それを抑制する力は、これ
までの体験が生きて、充分に健在だった。
 これからの僕の作戦や思惑は、何も頭にはなかった。
 流れに任せ、自分の口から出る、言葉の通りに動こうとだけ、僕は思っていた。
 唇がようやく離れ、大きな窓の傍で、僕と益美は見つめ合った。
 「座って話がしたい」
 益美の肩に手を添えるようにして、ソファに誘い、ガラステーブルを挟んで向き合うように
座った。
 「俺の婆ちゃんとはどんな話だったの?」
 僕からの思いがけない問いかけに、益美はワンピースの肩を強張らせ、切れ長の目に驚きを
露わにした。
 「ど、どういうって…む、昔を懐かしがっただけよ」
 不思議だったが、僕が事前に考えていて出した言葉ではない。
 僕の口が何かの意思を持って吐き出したものだ。
 「詳しく聞かせてくれ」
 僕と同じような感性を持っていそうな益美は、うじうじとはせず、目だけは時々逸らせてい
たが、淡々とした声で話し出した。
 奥多摩の祖母の家の寝室で、二人は枕を並べて寝た。
 昔話が途絶えて間もなく、
 「お孫さんの雄一君って、いい子ね」
 「あ、ああ、ありがとう。いつまで経っても子供で」
 「そうかしら?…」
 「え…?」
 「私はまだ彼とは、この旅で二度目の対面なんだけど、初めて会った時にね、自分の身体に
電気が走ったような気持になったの。彼のどこがっていうのは、上手く説明できないんだけど、
あ、お婆さんの前でお孫さんの悪口みたいなこと、いっちゃあいけないわね、ごめんなさい」
 「かまわないから聞かせて」
 「うーん、何かね、他の人とは違う、オーラっていうのかしら、普通に良い面と、危険な面
を微妙にバランスよく持っているような感じで。でも、そのことに本人がまだ気づいていない
ような…そんな気がするの」
 「益美さんは、あの頃から、感性っていうか、不思議な感覚持ってたものね」
 「何にでも思い込みが激しかっただけよ。だからただの恋愛の失敗で、自殺まで考えちゃっ
たりしたのね」
 「相変らず感性の鋭い益美ちゃんだから、聞いてもらおうかな、私の話…あ、やっぱりいい
わ、ごめんなさい」
 いい澱む昭子を益美はしつこく問い詰めた。
 その勢いのまま、益美は強引に昭子の布団の中へ押し入ってきた。
 十数年前の甘く妖艶な記憶が、二人の脳裏にほぼ同時に浮かび出てきていた。
 自殺を図ろうと日光にやってきた益美を、ふとしたきっかけでで、昭子が助け、諭して更生
させた。
 二十日ほど昭子夫婦の家に滞留した時、女性同士でありながら、二人はお互いがお互いを欲
し、お互いが求め合うようにして抱き合い、身体を重ね合ったことが二度ほどあったのだ。
 一つの布団に身を寄せ合った二人の頭から、無縁だった年月が一気に消滅してしまっていて、
どちらからともなく自然に唇を重ね合っていた。
 益美は、昭子の左側の乳房の感度がいいということを覚えていて、そこに手を這わし愛撫した。
 同じ屋根の下に、昭子の孫の雄一が、益美の姪の紀子が寝ているのだ。
 益美と昭子は、漏れ出る官能の声を潜め合って、お互いの身体を愛し合った。
 一頻りの愛を確かめ合った後、昭子が雄一との密やかな身体の関係を、泣き出しそうな声で恥
ずかしげに話した。
 祖母と孫のタブーな話を聞かされた益美だったが、不思議に侮蔑感や嫌悪感は湧かなかった。
 それは、感性の異常に鋭い益美が、十六の年齢の雄一に、五十を過ぎた自分と同じ鼓動の感性
を知らぬ間に感じ取っていたせいかも知れなかった。
 昭子と雄一の間にも、おぞましさや不潔感といったものは、一片も感じられなかったのだ。
 益美の雄一への関心と興味は、否応なしに膨らみ高まった。
 「何だか俺にはよくわからない説明だったけど、俺と益美が同じ感性だっていうのがどうもな
ぁ。…違うと思うぜ」
 首を傾げながら僕はそういって、
 「そこで服を全部脱げるか?」
 と益美の目を見つめながら続けていった。
 「俺には益美にはない、もっと悪い非情さがある」
 益美の切れ長の目が小さく吊り上がるのが見えた。
 返答をしないで、益美はソファから立ち上がった。
 かたちのいい唇を強く塞ぎ込んで、彼女はワンピースのベルトに手をかけ、止め金を外しにか
かった。
 首の後ろに手を廻しファスナーを下ろす。
 襟の辺りが緩み、肩から胸の肌が露わになった。
 黒のブラジャーが見えた。
 ワンピース全部が床に落ち、やはりブラジャーと対の色のショーツの小さな布地が、白い肌に
よく対比して映えて見える。
 益美は歯で、下唇を噛んでいるようだった。
 目もさすがに僕には向いてきていなかった。
 ブラジャーのホックが手で外されると、細身の体型には不釣り合いなくらいに、膨らみの豊か
な丸い乳房が、震えるように零れ出た。
 ショーツに手がかかるまでに、さすがに躊躇いが出たか、少しの時間を要したが、顔を俯かせて
ゆっくりと足首から抜いた。
 「座れよ」
 昂ぶりも何もないような声で、僕は益美に命じたが、実際には身体にも心にも、相応の反応は出
ていた。
 僕の目の前に晒した益美の裸身は、少し前に除き部屋から、マジックミラーに越しに見た時の裸
身とは、まるで違った妖艶さに見えたのだ。
 僕の下半身の一部は、僕とは違う別の生き物のように固く屹立していたし、心の昂ぶりは今すぐ
にでも抱きついていきたい衝動に、強く駆られていた。
 五十代という年齢は、目の前の益美の白々とした裸身の、どこにも見受けられなかった。
 片手を剥き出された乳房の前で横にして、もう一方の手は下腹部に置いていた益美に向けて、
 「両足をソファに載せて」
 とさらに無慈悲な要求をした。
 益美の蒼白じみている顔に、さすがに憤怒のような表情が浮かび出たが、彼女は僕への怒りの感
情を槌み殺すかのように、今しがたまで噛み締めていた唇を、さらに力を込めてキリキリと噛んだ
ように見えた。
 無表情な顔で、眼前の裸身の彼女を見つめている僕だったが、身体のほうの下半身の苦痛は相当
に大きく、誰かに今、背中でも叩かれたら、暴発してしまいそうになっている状況だった。
 益美のほうも、たかだか十六の小僧に、理不尽な命令をされ逆らえずにいる屈辱に、必死で堪え
ているのだと思ったが、それを慮るだけの余裕は僕のほうにもなかった。
 何に対しての我慢比べなのか、僕にもよくわかっていなかったのだが、他の人にはあまりない、
特異な性格の二人の、偏執な意地の張り合いのようなものだった。
 相手が怒ってきたら僕の勝ちで、僕が挫けたら相手の勝ちという構図に、いつの間にかなってい
た。
 益美の足が動いてソファの肘掛けに、彼女の白い両足が開いて載った。
 「手が邪魔だよ」
 彼女の両手が、開脚された自分の足の付け根に置かれていたのを、僕は指摘したのだ。
 「ああっ、だ、だめだわ…」
 彼女が顔を天井に向けて、悔しげな表情を覗かせて、観念の声を漏らした。
 益美の白い両肩が、花が萎れる時のように力なく窄んだ。。
 この時、僕に勝ったという喜びのようなものは、何故かなかった。
 「手をどけろ」
 僕ではない、僕の心の中のどこかからの声がそういっていた。
 「は、はい…」
 それまでの片意地を張ったような表情は、彼女のどこにも見当たらなかった。
 普通の女性が発するしおらしい声を耳にして、僕の心の中で、可愛い女だと思った。
 益美はソファの肘掛けに載せた足の上に、両手を静かに置いていた。
 股間が大きく割れ、益美の足の付け根周辺が、彼女の正面にいる僕の目に鮮明に見えた。
 「見られてるぜ」
 僕がそういった。
 「は、恥ずかしい…」
 「相当に男を咥え込んでいるみたいだな」
 「………」
 「返答がないのは図星かい?」
 「い、虐めないで……」
 「逆だろ…虐めてほしいんじゃないのか?」
 「ああ、あなたになら…」
 「俺はまだ十六のガキだぜ?」
 「そ、それでも…あ、あなたに」
 「昼間に俺にあんなもの見せたのは?」
 「あ、あなたを参らせたかった…」
 「参らせるって?」
 「あ、あなたが…な、何かこ、怖かったの」
 「ふふん、俺が肉親の婆ちゃんまで犯してるから?」
 「そ、それは…絶対に違うわ。そのことは私は何も、気にしてなんかいないわ」
 「そうかい。じゃその言葉は信用してやる。あんたは俺の婆ちゃんにとっても、大事な人だ」
 「あ、ありがとう」
 「ありがとうじゃないだろ?」
 「あ、ありがとうございます」
 「今からあんたを犯すけど…どうしてほしい?…その身体って、縄で縛ったりすると、似合った
ったりすると思うんだけどな。生憎、縄の心得はないんで」
 「あ、あの、縄師さんなら」
 「えっ、知ってんの?」
 「亡くなってる主人の縁で…」
 「ああ、あんたの旦那がそういう趣味だったのか。それであんな覗き部屋みたいなものが。ま、
縄は次回の楽しみだな」
 ガラステーブルを挟んで、益美の正面に座り込んでいる僕は、足を組み直して彼女の優美で妖
艶な裸身の鑑賞に専念することにした。
 僕を恨めしげな視線で凝視していた益美は、僕の視線の行き先に気づいたのか、自分の目のや
り場に窮したように、あらぬ方向へ顔を向けたりしてきていた。
 僕の益美への視線は、一点に集中していた。
 白い太腿が左右に開いて露わに晒け出ている、股間の漆黒の下だ。
 肌の色が少しくすんで、貝の鮑の表面のような肉襞が見え、その中の濃い桜色で、湿りの帯び
た生肌が、益美の身体の小さな動きで、見えたり隠れたりしているのが、若い僕の目には、そこ
の部分だけ違う生物のように見えたりした。
 益美の裸身が、女として最も敏感なその部分を、見られているということを意識し出してきて
いるようだった。
 ああ、こういうのを視姦っていうのだったな、と思いながら、身体を少し卑猥に前に乗り出し
ながら、露骨に目を凝らした。
 「ね、ねえ…い、いつまで」
 焦れたような声でいってきた、益美の白い顔に朱の色が濃くなっていた。
 「あんたのそこ、ひくひく動いてるぜ」
 頭で思ってもいない言葉が、僕の口から出る。
 「く、悔しい…」
 「あんたの歳の三分の一もいってない、ガキみたいな俺に見られているんだものなぁ」
 実際は、眼前の益美の熟れ切った裸身を見て、激しく昂ぶっている気持ちを必死で抑えながら
そういって、自分の口から次々と出てくる異様な言葉の連続に、僕は内心で驚き続けていた。
 「だ、抱くなら…は、早く抱いて!」
 「たかだか十六の小僧に、こんな目に遭わされて、どんな気分だ?…ほんとはあんた、俺にこ
うされて身体は悦んでいるんじゃないのか?」
 もう自分が自分で、完全になくなっている感じだった。
 「だ、誰が…」
 益美はまた歯で下唇を噛み締めながら、僕に向かって強い視線を投げつけてきていた。
 「確認してやるよ。動くなよ」
 短くそういって、僕は徐にソファから腰を上げ、正面にいる益美の裸身の前に寄った。
 腰を素早く屈めて、片手をいきなり、彼女の開脚されている下腹部に伸ばした。
 僕の素早い動きに、益美は咄嗟な反応ができなかったのか、僕の伸ばした手の先は、いとも容
易く彼女の漆黒の下の部分を捉えていた。
 「あっ、ああっ…だ、だめ!」
 益美は叫ぶようにそういって、慌てて僕の手を抑え込んできたが、僕の手の指の何本かが、す
でに彼女の柔肉の中にめり込んでいた。
 益美のその部分は、僕の予想通りに驚くほどの滴りにまみれきっていた。
 僕は益美の首の下に、もう一方の手を廻し、顔を彼女の顔に近づけた。
 真っ赤な唇が最初に僕の目に入り、そこだけを目掛けて、僕は唇を抑えつけるように塞いでい
った。
 「うっ…むむっ!」
 益美の切れ長で少し奥目がちの目が、僕を睨みつけるように大きく見開いていた。
 驚きの目の表情に反して、重なった口の中の彼女の歯は、僕の舌の侵入を防御する動きはなく、
自らの意思で濡れそぼった舌を前に差し出してきた。
 益美の下腹部に伸ばしていた僕の手は、指先だけでなく掌全体にまで、胎内からの滴りを夥し
く広がらせていた。
 長く塞いでいた唇が離れた時、そのことを揶揄していってやると、
 「あ、あなたが…」
 といったきり、上気して桜色に染まった顔に、小娘のような羞恥の表情を滲ませて、俯いてし
まっていた。
 僕はその場で屈めていた身体を立ち上げた。
 上から乱暴に益美の髪を手で掴み取り、
 「脱がせてくれよ」
 と僕は横柄な口調で命じた。
 少しの間があった後、益美の手が僕のジーンズのボタンに触れてきた。
 後は言葉のやり取りもないまま、僕のジーンズとブリーフは足首にまで下りていた。
 目のやり場のなさに困惑している益美の顔が、剥き出された僕の股間のすぐ間近にあった。
 若い僕の分身は股間の茂みから、直角よりやや上に向けてカチコチの屹立状態になったいた。
 その先端が幾度となく、益美の口元や鼻先を軽く叩くように触れていた。
 観念した表情で益美の赤くマニキュアされた手が、すでに固くいきり立っている僕の分身に
添えられてきて、彼女の赤い唇が開き、口の中深くに咥え込むようにして含み入れてきた。
 暫くの間、益美は僕の怒張しきったものへの愛撫を続けていたが、すでに僕のほうの戦闘態
勢は充分過ぎるほどになっていたので、自分のほうから動いて、益美の口から身体を離し、彼
女の身体を斜め横の長いソファに移動させた。
 そのまま休むことなく、僕は益美の白くて細い裸身の上に覆い被さった。
 手を幾らか振るような抗いの仕、軽いの仕草を見せた益美だったが、僕の下腹部の屹立が有
無をいわさず、彼女の夥しい滴りの中に、突き刺さるように埋没すると、
 「ああっ…す、すごいわ!」
 と広い室全域に響き聞こえるほどの声を挙げて、上品な顔に喜悦の表情を露わに浮かべた。
 僕の浅薄な知識では表現できないような、心地のいい包容感が、益美の胎内に埋まった僕の
屹立を、柔らかく締め付けるように包み込んできていた。
 それは、あの祖母との時のような感覚に少し似ていた。
 肌が合うとか合わないという言葉があるが、錠前と鍵のようなもので、この錠前にはこの鍵
しか絶対に合わないという、横文字でいうとフィット感が合うというような感覚を僕は持った。
 益美のほうもきっとそうだろうと、僕はそこで勝手に自惚れた。
 あの祖母との時も、肌を合わせた瞬間に湧き起こる感覚だ。
 「いいぜ、俺も」
 自分の年齢にはまるでそぐわない、大人びた口調で、僕は益美に正直な気持ちを伝えた。
 「わ、私もよ…こ、こんなの初めて」
 少し意地悪な気持ちで、
 「お前も聞いた、俺の婆ちゃんの時と似てる」
 といってやると、
 「いやっ…い、今は私だけ見て」
 と案の定な答えが拗ねた顔と一緒に返ってきた。
 長いソファにの上で、仰向けになっている益美の両足が、高く上に向いていて、その足の間に
僕の身体が挟まっている。
 僕の腰が律動するたびに、益美は夢遊病者のように顔をうち震わせ、喘ぎ悶えの声を間断なく
上げ続けていた。
 彼女の胎内深くに潜伏した、僕の屹立は心地のいい圧迫と摩擦を堪能しきっていた。
 田園調布の大邸宅の、高価そうな調度品に囲まれた一室で、十六の若造と五十を超えた熟女が、
男と女になりきって、激しく求め合い愛し合っているという構図を、僕は益美をひたすらつらぬ
きながら、頭の中に俯瞰的に思い描いていた。
 どういう因果でこの女性と自分は、こういう夢以上の境地に入れたのか、そういうことはもう
何も考えなくていいのだという気持ちになっていた。
 磁石のプラスとマイナスの作用が、自分の周辺で起き、結ばれるべきものが自然に結ばれただ
けと、僕は思っている。
 祖母とのことも同じで、僕には近親相姦的な良心の呵責は、あまり考えてはいない。
 いいとか悪いとかは他人がいうことで、高校の同学年の紀子の叔母である益美を、獣みたくな
って淫猥につらぬいている今も、正直いって、僕には罪悪感はあまりないのだ。
 どこで見聞きした技なのか自分でもわからないのだが、ソファで益美の熟れ熟した身体を抱き
ながら、彼女が明けた口の中に、僕は上から自分の唾液を滴り落としていた。
 益美がごくりと喉を鳴らして呑み込むのを見て、僕はまた動き続けている腰に力を込めた。
 「こ、こんなの…ほ、ほんとに初めてよ…ああ」
 目で強く訴えるような顔をして、僕にいってきた。
 うむ、という表情だけ益美に返して、僕は手で抱えていた彼女の両足を抱え直し、終焉のため
の準備態勢に入った。
 限界の赤ランプが、僕の頭の中に灯り出していたのだ。
 「あ、あなた…も、もう…もう逝って」
 同じタイミングで益美からも、そんな声が漏れ聞こえてきた。
 二人はほぼ同時に雄叫びのような声を挙げて、絶頂の極点に達した。
 五分以上も僕と益美は、ソファの上で折り重なっていた。
 めくるめくような熱気が、心地のいい汗になって、二人の身体のそこかしこから沁み出ていた。
 「あなたのこと、好きになりそうだと思ってたけど…それが今日で確信になった」
 後始末を終えて、益美が冷えた水と一緒に用意してきたガウンを着込んで、ソファで向き合っ
た時、彼女が呟くような声でいったのを、
 「どこかの野球選手みたいないい方だ」
 と僕は茶化して返した。
 「そうなの?…でも、これからは私、あなたのことがずっと気になるんだと思うわ」
 「俺を褒めてくれてる?」
 「熟女からの愛の告白よ」
 「若くて守備範囲広いから、俺」
 「嫉妬なんかもするのかしら?…もう何年もしてなかったから」
 「させてやろうか?」
 「いやっ」
 この後、二人はシャワーを浴び、僕がその大邸宅を辞去しようと声をかけると、
 「お夕飯、レトルトしかないけど作るから、もう少し一緒にいて」
 と強く引き止められ、リビングでレトルトシチューをご馳走になり、応接間でコーヒ
ーを啜り合っていたら、
 「お二階の寝室に行かない?」
 と益美に妖艶な眼差しで誘われ、僕は二階への階段を昇らされてしまった。
 高級ホテルの室のような、豪華な装飾の雰囲気に槌まれたのと、
 「もう一回して…」
 と魅惑の籠った声に惑わされ、僕はその室で服を脱ぐ羽目になってしまった。
 益美のほうはソファでの時以上に激しく身悶え、僕の背中に爪を立ててきたり、肩や
胸を強く噛んできたりして、絶叫とともに果て終えた。
 僕の若い体力は、それに当然のように呼応し、首や額からの汗を幾筋も益美の身体の
上に飛散させ、彼女と同じように、絶頂の極みに達した。
 スマホを覗き見る気力もなく、宙に浮いたような足取りで、田園調布の駅までたどり
着きベンチに腰を下ろして、スマホを除くと、尼僧の綾子と国語教師の俶子からのメー
ル着信が入っていた。
 電車が来るまでに十分ほどあった。
 スマホで名前を探して、ボタンを押した。
 ワンコールで相手は出た。
 「婆ちゃん」
 そういってやると、例によっていつもの通り、祖母は一瞬声を詰まらせていた。
 「何かあったの?」
 心配げで少し狼狽えたような、祖母の少しハスキーがかった声に、
 「何もないよ。友達の家からの帰り。婆ちゃんの声が聞きたくなってさ」
 軽く嘘をついて穏やかな声話すと、また祖母は声を詰まらせた。
 「ところで吉野さんのほうは、もう落ち着いたの?」
 「えっ、ああ…あの稲川さんって方がよくしてくれてね、家のほうの荷物の処分も、
全部してくれたりして。あっ、それから来週の火曜にね、稲川さんと古村さんと私の
三人で、四十九日の法要をやろうっていってくれてるのよ」
 「ああ、そりゃよかったね。婆ちゃんも安心だね。僕もその法要行きたいなぁ」
 「学校あるでしょ」
 「身内の葬式っていったら休める」
 「お母さんに怒られるわよ」
 「婆ちゃんの顔も見たいし…それに抱きたい」
 祖母はそこで黙った。
 警笛が鳴ってきたので、僕は祖母の答えを聞かないままスマホを切った…。



                           続く

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23/04/03 14:07 (1Cw7BHC6)
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