『第三章』
「あの・・・どうしたら、許して頂けるんですか?」
「どうして、許す・・・・なの!?
あなたの潤んだ瞳、耳どころか首筋まで赤く染めて・・・。
興奮しているんでしょ!
淫らな期待で胸が張り裂けそうなんでしょ!
これから浣腸してもらえるから・・・。」
「・・・・・・・・・・・」
愛美は、男性経験が少ない。
かと言って生粋のレズビアンでもない。ただ、学生時代に先輩たちから気に入られ、レズの世界に引きずり込まれたことがある程度。
しかし、その時に体験したことが、その後も頭を離れなかった。それは、女性に肛門を執拗に舐められたことである。
愛液が垂れてしまったから・・・と言う理由で舐められてしまったけれど、あれは明らかに愛美のアナルの感度を調べる為に思えた。
あまりにも唐突にアナルを舐められ、激しく動揺してしまった!
そのあまりにも悍ましい感覚。しかし、悍ましい!と言う嫌悪感を抱きながらも、ゾクゾクするような背徳的な快感と言うのだろうか、決して手を出してはいけない禁断の快楽のように思えた。
その後、時折、バスルームでお尻の穴を弄ったことはあったけれど、先輩に舐められたような快感は、どうしても味わえなかった。
それに、真っ当な性的快感を得られさえすれば、禁断のアナルの快感を諦められるはず・・・と思い、恋人未満だったけれど、その男に処女を卒業させてもらった。
しかし、その後、その彼とセックスを何度もしたし、他の男とも寝てみたけれど、擦られて気持ちの良い場所はあったものの、逝けることはなかった。と言うのも、男が言うには、「愛美のおまんこは、何とか言う名器だ」そうだけれど、結局、愛美を満足させられる男は現れなかった。
そうした失望感から、性的な欲求不満を解消するだけの、味気ないクリオナをするだけだったのだが・・・、便秘となってしまった時、ふと思ってしまった。
イチジク浣腸のノズルが、お尻の穴に突っ込まれ、ぐりぐりと捏ね回されてしまったら、もしかして、あの禁断の快楽以上の快感が得られるかもしれない・・・・と。
もちろん、これは便秘の解消であって、変態オナニーをする訳ではない!と、自分に理由を付けて・・・。
こうして生まれて初めて浣腸をしてみたのだが、ノズルを入れる前から、アナルが激しく疼いてしまい、その先端を入れてしまった時には、背筋に冷たい悍ましさが、脳天まで突き抜けてしまった!
そして、何度か出し入れしたり、入れたままグリグリと捏ねて、肛門の内側を責め立てる。
いけない!いけない!こんなことをしたら、私・・・・・
そう思い、イチジク浣腸を思いっきり潰した。
冷たい浣腸液が直腸に入った時には、肛門を犯され、邪悪な精液を吐き出されたような感覚に陥った。(浣腸を人肌程度に温めるのが良い、と言う説明通りに)
だが、そんな感覚に酔いしれている余裕など、すぐになくなってしまう。襲い掛かる凄まじい便意と闘うことで、必死だったのだから・・・・。
結局、一分程度こそ堪えたものの、三分など我慢できずに排泄をしてしまう。それも、自分で耳を塞ぎたくなるほど、恥ずかしく激しい音を響かせて・・・。
愚かなことを考えてしまった罰だ!と思い、今後、浣腸をすることを止めようと思ったのだが、日が経つにつれて様子が変わってくる。
特に、精神的に不安定になり、性欲が抑えられなくなってしまうと、クリオナで気を紛らわせることより、浣腸をしたい!と言う想いが大きくなってしまうのだ。
ただ、それはどうしても我慢が出来ない場合であって、アナルオナニーをすることを、愛美は拒絶し続けた。
あくまでも、便秘の治療をするだけ・・・・。
そして、その当時から思っていたことがある。
もし、何者かにアナルを責められてしまったら、きっとアナルの虜になってしまう!変態のアナルマゾへと堕ちてしまい、二度と這い上がることなど出来ないだろう・・・・と。
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