洗い物を終え妻は2Fの寝室に消えて行った。
主に服装の連絡をしなければならない為に、私もそっと後をつけて行き中をそっとのぞき込んだ。
妻はタンスの引き出しから下着を取って着て行く。
本日は黒と紫の上下、パンティはTバックだった。
その上に白い薄手のニットパーカー、グレーの膝上スカートという格好でドレッサーの前で化粧を始めた。
早速私は下のリビングに行き主と連絡を取る。
私{おはよう御座います。本日の妻の格好は白いニットのパーカーとグレーのスカートです。}
主{おはよう御座います。駅には何時頃到着予定ですか?}
私{そうですね~10時か10時半頃ですかね?}
主{分かりました、駅に着いたらワンコールで構いませんのでお知らせ下さい}
私{了解}
連絡を終えるとすぐに妻が2Fから降りて来ました。
「お待たせしました~どうです?」
そう言ってクルっと回って見せる妻。
「おお!いい感じだな。よし行くぞ」
戸締りをして駅まで2人で歩き始めると、妻は腕を組んで来ました。
「こうやって歩くの久しぶりですね、夏以来かな?」
「そうだな、忙しかったからな」
当たり障りのない会話、これから何が起こるとも知らされていない妻でした。
駅に着き主にワンコすると、
{奥さんらしき人確認、○○線ホームにて待て、最後尾の列車、後は我々が誘導していく}
との連絡が来た。
(作戦は始まったのに本当に大丈夫なのか?何だこの片言・・・日本人なんだろうな・・・)
また心の中で独り言を言ってしまった。
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