調子に乗ってチャンポンしてしまったのがいけなかった・・・。
「ダーリン大丈夫?はいお水」
「あなた大丈夫ですか?もうタクシーを呼んで帰りますか?」
「悪いな美紀、大丈夫だ。少し休んだら復活だ!このまま少し休ませてくれ。悪いが1人で飲んでいて」
「少し休ませておこうよ。美紀さん、こっちのカウンターで」
「はい」
私は気持ち悪さをこらえながら、少し目を閉じると眠ってしまった。
そしてどの位寝ただろうか、30分?40分?1時間?
目を開けると、ゲイママが心配そうに覗き込んで来た。
「おおっ!」
「村上ちゃん大丈夫?」
「ああ、少し良くなったよ。美紀は?」
「あちらのお客さんと飲んでいるわ」
首を起こしてみてみると、40代後半~50代中盤くらいのおじさん2人の間に座り楽しそうに笑っていた。
「どの位寝た?」
「4、50分位かしら。ごめんね~飲ませすぎちゃったかしら・・・」
「そんな事ないさ、この頃仕事が忙しかったから自分のせいだよ。ママのせいじゃないよ。」
「相変わらず優しいのね・・・。奥さんから奪いたい位だわ・・・」
「そ・・それは大丈夫です・・・」
「もう(笑)お水持ってくるからもうちょっと横になっていたら?」
「ああ、そうさせて貰うよ」
ママの持って来てくれた水を飲みまた横になる。
寝がえりを打つと、ボックス席のシートから妻が見える。
ソファの真ん中に座り、両隣には短髪白髪頭のおじさん2人に囲まれている。
おじさん2人共ガテン系の感じがする。
おじさん2人は妻に酒を勧め、妻も笑いながら飲んで行く。
良く見るとおじさんの1人は妻の太ももに手を置いて、もう1人は妻の胸を時々触っていた。
他のお客さんのカラオケとか喋り声で、妻達の話は聞こえないがかなり楽しそうな様子だった。
1人のおじさんが、妻の耳元で何かを囁いている。
妻は笑いながらおじさんの肩を叩いて、3人で笑っていた。
妻がトイレに立ち席を離れると、おじさん2人はニヤケながら何か話をしています。
その時私の携帯のバイブが鳴りました。
{具合はどうですか?一緒にいるおじさん2人からホテルに誘われています。どうしますか?}
気持ちは悪いが、心の中ではガッツポーズでした。
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