マンションの1階にある共同トイレの個室の中に真由美はいた。
「ああ、真田さんったら、皆んなに見られて、あんな恥ずかしい格好して」
パンティの上から股間に指を当ててみる。はっきりと湿っているのがわかる。
「まあ、こんなになってたなんて。」
指をパンティの中に入れると、すんなりと奥まで入っていく。
クチュクチュクチュ
指を動かしただけで聞こえてくる音に、真由美の表情も赤らんでくる。
無意識に服を脱いでいく。
パンティも脱ぐと全裸になって、自分の姿に気付く。
「ああ、私ったら、こんな所で裸になるなんて。」
そう思っても、服を着ようとはしなかった。それどころか奥底に眠っていた欲望が目を覚まし出した。
「このドアを開けたら、どんな気持ちになるだろう。このトイレを使うのは共有ルームの人達だけだし、今は皆んな、真田さんに気が入ってるし、誰も来ないわよね。」
独り言で自分に言い聞かせて、ドアを開け、誰もいないのを確かめると、外に出てみた。
手洗い場の鏡に映る自分の姿が目に入る。
服を着ているのが当然の場所で裸でいる事を実感する。
「ああ、真田さんもこんな気持ちっだったのかしら。」
先程の俊樹の姿と自分の姿が同化する。
「こんな感じよね。」
その場で四つん這いになると、手のひらから床の冷たさが体に伝わってくる。
目を閉じて俊樹の姿を思い浮かべると、自然と片足を上げていた。
「ああ、私は牝犬なのに、どうして足を上げてるの。」
「皆んなに良く見える様によ。」
「は、恥ずかしいわ。」
「恥ずかしいのがいいんじゃないの。腿の方に何か垂れて来てるわよ。」
真由美は、自問自答して自分に酔っていた。周りの事など気にする余裕は無くなっていた。
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