俊樹は周りを見渡すと、全員が立派な服装をしている。それなのに、自分はといえば女性もののパンティ1枚、その上覆面の上にもパンティを被らされている。
美紀や瞳から指示された格好なのに、自分からお願いしてこの格好になっていると紹介されてしまった。
まさしく、この場で最下層の身分である事を実感させられている。
360度から、軽蔑の眼差しが向けられている。
ただ、正面の由紀子の隣にいる真由美の眼差しが、どこか羨望の様にも感じられ俊樹の気持ちを和ませた。
とは言っても、10人中9人が明らかに俊樹を見下している。
俊樹の中に潜む被虐願望が目を覚まし始めていた。
瞳が進行を始める。
瞳「皆さんを悩ませていた変質者を連れて参りました。今日は、皆さんへの謝罪と共にお願いがある様ですのでお聞きください。尚、先程、澤村さんが言ったように覆面をしているのは、同じマンションの住人の為にご家族への配慮をさせて頂いての事です。ご家族に罪はございませんのでご理解を頂ければと思います。今から本人の謝罪となりますが、声で誰かわかるかもしれないのでヘリウムガスを吸ってもらいますね。」
瞳が、俊樹にヘリウムガスを吸わせる。
瞳「さあ、ポチ、皆さんに謝罪しなさい。」
俊樹は、先程美紀の部屋で行ったように床に正座して両手をつけ顔を上げた。
丁度由紀子を見上げる感じだ。
俊樹「私は、自分の欲求を満たす為にマンション内で露出をし、皆様に不安と恐怖を抱かせてしまいました。誠に申し訳ございませんでした。先日、見回り中の澤村さんに見つかり、本来なら警察に突き出される所を皆様への謝罪というかたちのお慈悲を頂きました。(最初はガスの影響で甲高い声だったが、ガスが段々切れてきて普段のトーンに近付いてきている)本日は、役員の皆様のお許しが頂けるまで誠意を持ってご対応させて頂きますので何なりと仰ってください。よろしくお願い致します。」
正面にいる由紀子からの軽蔑の眼差しを感じながら、言い終えると額を床につけた。
由紀子の心の中『もう、声が戻ってるわよ。たっぷりと皆んなの前で恥をかくといいわ。』
舞原「そんなに見られたいなら、私達が見ていてあげるから、ここでどんな事をしていたかやって頂こうじゃないの。」
米倉「そうよね、動画じゃ暗くてよくわからない所もあったし。」
小池「動画に撮られてない事もしてたでしょうしね。」
伊野「ここにいる役員皆んなに、全て報告してちょうだい。」
天海「全てを知った上で許すかどうか決めさせて頂くわ。」
藤原「それでいいわよね。真田さん、田村さん」
由紀子「もちろんいいわよ。」
真由美「え、ええ、い、いいわ。」
皆んなの意見を聞いて瞳が指示をした。
瞳「じゃあ、ポチ、どこでどんな事をしたか言いながらここでやってみて。」
俊樹の心の中『ああ、こんなに近くで見られながらなんて。で、でも、体が熱くなってる。見られたらどうしようという興奮よりも凄い。皆さん、見てください。もっともっと恥ずかしい姿を。』
俊樹は、四つん這いで真ん中まで進み、役員達の視線を全身に痛い程感じた。
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