俊樹は、回覧板を渡すのも忘れ両手で抱え込む様に持ったまま、
「あ、あの~、わ、私なら、わかるって…。」
胸の高ぶりを抑えて、エレベーターでの別れ際に、真由美が言った言葉を出してみた。
真由美は、俊樹から視線を外し、俯いて、
「わ、わたしも…、ヘ、変態…、なんです…。」
途切れ途切れになりながら、小さな声で言うと、胸を覆っていた手を下ろした。
心なしか、先程よりも突起が尖ってる様に見えた。
「そ、そんな事、ないですよ。田村さんが変態だなんて。」
俊樹は、真由美の姿に見惚れて動けなくなっていた。
「これでも…、ですか…。」
真由美は、ゆっくりとワンピースの裾をたくし上げていった。
すらっと伸びた脚が露わになってくる。
「あ、いや。」
俊樹は、生唾を飲み込んで見入ってしまう。
とうとう、お臍の下まで裾がたくし上げられた。
ノーパンの股間に、整った茂みが現れた。
真由美は、無言で俊樹を見た。
俊樹は、体が熱くなり、額に汗がじんわりと滲んできた。
無意識に、ポケットに手を入れてハンカチを取り出し、額の汗を拭った。
「そ、それは!」
真由美が、驚いた顔をして俊樹を指差している。
「えっ!」
俊樹がハンカチだと思って、ポケットから取り出したのは黒いショーツだった。
「あっ、こ、これは。」
映画館を出た所で、美紀から渡されたのをすっかり忘れてしまっていた。
「そ、それ、わたしの…。ど、どうして…。」
「え、そ、そうなんですか。」
俊樹は、手にしたショーツに目をやり、自分でもどうなっているのか理解できていなかった。
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